終活はいつから始めるべきか 年代別に考える適切なタイミングとは

query_builder 2023/11/07
葬儀前に行う事
終活書類イラスト

終活は婚活や就活などと違って明確なゴールが定められていないため、いつから始めればよいか決まりはありません。

そのせいか、弊社でも「どのタイミングから葬儀社を探し始めたらよいかわからなかった」といったお話をされる方がいらっしゃいます。

今回は、終活はいつから始めればよいかのタイミングについて、解説していきます。

終活には気力と体力が必要

終活とは、身の回りや財産の整理、葬儀やお墓の準備など、人生の終わりに向けて様々な準備を整えることです。まず知っておいてほしいのは、終活は想像よりもアクティブに行動する必要があるということです。

お墓の購入のために霊園をまわったり、より良い葬儀社を見つけるために複数社に足を運んだりと、自身の目と足で確かめるべきことも少なくありません。

また、相続など頭を悩ます問題もあるため、終活は気力や体力が充実しているうちに進めておく必要があるのです。

終活はいつから始めればよいか

終活をいつから始めればよいかに決まりはなく、それぞれ置かれている状況・状態によって始めるべきタイミングが異なります。ここでは「終活を始めるべき」とよく挙げられる年齢から、いつから始めるべきかを探っていきたいと思います。

終活は60代から始めるもの?

楽天インサイト株式会社が2019年に実施した調査によれば、終活を始たい年齢は「60代」が41.7%で1位となっており、「70代(23.6%)」「50代(12.4%)」と続いています。
参考:楽天インサイト株式会社「終活に関する調査」https://insight.rakuten.co.jp/report/20190527/

また、株式会社よりそうが2021年に実施した調査では、「終活を開始する時期について」という質問に対し、「年齢に関係なく、思い立ったら」が26.8%でトップで、僅差で「60代(23.2%)」「50代(22.3%)」と続いています。
参考:株式会社よりそう「第1回 終活意識調査」https://www.yoriso.com/corp/news/211118/


各種調査を見ても「終活は60代から始めるもの」という意識を持つ人が多いようです。

65歳から終活はもう古い?

上の調査のように、終活の開始時期として最も挙げられるのが65歳です。65歳は「会社を定年退職し、子どもも自立している頃合いで、時間の余裕ができるから」と言われますが、これは少々古い考えかもしれません。

現在、政府は70歳までの定年延長・継続雇用を努力義務※ と定めており、すでに65歳でリタイアするとは限らない時代になっています。
※高年齢者雇用安定法 2021年4月1日改正

定年退職の時期が一律ではなくなり、誰しもが老後の働き方を検討する現代においては、65歳からゆっくりと終活を始められるとは限らないわけです。

20代、30代からの終活に意味はない

インターネット上には、20代、30代からの終活を推奨するような記事もありますが、早すぎる終活にほとんど意味はありません。価値観や文化は、数十年で大きく変化するからです。

例えば、葬儀業界はここ十数年で大きな変化を余儀なくされています。葬儀は小規模化と短縮化が進んでおり、家族葬や一日葬が主流となってきました。

さらにこれらの動きは、新型コロナウイルスの感染拡大によって加速しています。40、50年先の葬儀がどのようなかたちになっているかは、想像もできません。

また、20代、30代は資産や家族もこれから増減する世代です。健康状態に不安があるのであれば別ですが、現段階での準備が先々の文化や価値観と合致するとは限らない以上、早すぎる終活は気休め程度の意味しかありません。

50代で一度終活を考える

大企業を中心として、50代を迎える社員に対し、定年退職の時期や老後の働き方などのセカンドプランを考えるよう促す文化が広まりつつあります。これをきっかけに終活を始めると、逆算してセカンドプランを考えることができます。

50代は多くの方にとって両親が高齢に差し掛かりる時期で、死別も現実的となってきます。両親が本格的な終活に向き合うタイミングなら、自身の終活も真剣に取り組みやすくなるでしょう。

気力・体力的にも大きく損なわれていないため、終活について出来ることから着手するのに適した時期といえるでしょう。

終活を始めるきっかけとなるもの

終活を始めるタイミングは、年齢だけで決めるものではありません。それぞれのライフイベントをきっかけにするのもよいでしょう。

健康状態を害したとき

終活を始める主要なきっかけとして、「健康を害したとき」「余命宣告を受けたとき」が挙げられます。終活が差し迫った問題になることで、重い腰を上げざる得ないわけです。

両親の状態に変化があったとき

両親が高齢になった、健康状態が優れないなどの変化があった際、万一に備えて自身の終活に着手するのもよいでしょう。

両親の健康状態が介護が必要になるほど悪化してしまうと、仕事と介護の両立で、自身の終活を始める余裕がなくなってしまうためです。

定年退職

終活に着手するきっかけとして最も一般的なのが、定年退職によって時間の余裕ができたからでしょう。

ただ、定年退職を70歳などに後ろ倒ししていると、思いのほか残された時間は少ないかもしれません。新型コロナウイルス流行の影響によって、日本の平均寿命は若干短くなっているからです。
※2021年の日本人の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳


さらに健康寿命で見ると、男性は72.68歳、女性は75.38歳となっており、残された時間は思いのほか短いことのです。
健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
参考:内閣府「令和4年版高齢社会白書」https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/04pdf_index.html

まとめ

終活をいつから始めるかに正解はありません。ただ、体力と気力の問題や、定年退職の後ろ倒しなどを踏まえると、50代から少しずつ着手しておき、60代で仕上げるのが理想的といえるでしょう。

では、具体的にどんな終活から始めればよいかですが、第一歩目は葬儀社への事前相談をおすすめします。葬儀について漠然とした知識しかないのであれば、葬儀文化の変化に驚かれることでしょう。

過渡期を迎えている葬儀業界について一度知っておくことで、後々に本腰を入れて葬儀社を探す際にきっと役立つはずです。

弊社「とむらび」では24時間365日、無料で相談を承っております。終活の第一歩として、お気軽にお問い合わせください。



筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦


花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が大手花屋時代に感じた『葬儀を低価格で、ご遺族に寄り添ったお葬式を提供したい。花祭壇を低価格で、故人を沢山のお花で彩るサービスをしたい。』との思いから、2016年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。
併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。
それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。

葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
運営会社:株式会社ヒライ 
相談サロン:〒216-0003 神奈川県川崎市宮前区有馬9丁目3-14 弥生ビル 1F

24時間 受付 365日対応
【事前相談無料】
TEL:0120-974-806
TEL:044-750-8543
FAX:044-750-8544

最寄駅:鷺沼駅から徒歩10分
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