日本伝統の葬儀、大正時代の葬儀の流れとは?現代との違い

query_builder 2023/12/25
葬儀の歴史
著者:花で彩るお葬式 とむらび
日本伝統の葬儀、大正時代の葬儀

日本伝統の葬儀は、時代によって変化しています。
今回は、大正時代(1912年から1926年までの期間)の葬儀の流れについて解説していきます。

ご遺体の搬送

大正時代は、ご遺体の搬送は、担架で行っていました。
担架とは木製や竹製で、2本の長い棒に横棒を結び構成され、担架にご遺体を乗せる為に布が敷かれ、慎重にご遺体をのせました。


ご遺体を担架で運び出す際には、家族や親しい友人が協力して慎重に移動しました。
故人に対する敬意を示し、静かで厳粛な雰囲気が保たれました。

ご遺体の安置


大正時代のご遺体の安置は、通常は自宅に安置されました。
この際、遺体は家族により清潔に清められ、適切な衣服に着せられました。
大正時代は、ご遺体の顔には白粉を塗ることが行われ、遺族が亡くなった人を認識しやすくしました。
安置した遺体にお経や祈りが捧げられました。家族や親しい友人が冥福を祈りました。


※ドライアイスは現代の冷凍技術であり、大正時代には一般的には使用されていませんでした。


通夜


大正時代の通夜は、一般的に自宅で行われました。
特定の部屋、または庭に敷物を敷いて、ご遺体が安置されました。
敷物の上には、仏壇や神棚が設けられ、ろうそくやお香、花、供物などが供えられました。

通夜には、家族や親しい友人に近隣の人々が招かれ、参加者は黒い喪服や着物を着用し、喪章(黒い紋章や帯など)を身につけました。
参加者は故人への尊敬と追悼の気持ちを示すため、静かに慎み深い態度を保ちました。

通夜では、僧侶や尼僧がお経を唱えることが一般的で、お経は仏教の経典から抜粋され、故人の冥福を祈るために唱えられました。
参列者は、お経が唱えられる間に手を合わせ、黙祷や祈りを故人に捧げました。

通夜は、参列者が故人に対する感情を表現し、涙を流す時間でもありました。
家族や友人は、故人との思い出を共有し共感しました。ご遺族は感情的で、亡くなった故人を偲びました。

通夜の後、参列者には家族から食事や茶が振舞われることがありました。
これは、故人を偲びながら、参列者同士が慰め合う場でもありました。
通夜は、ご遺族や友人が共に追悼し、故人の冥福を祈る重要な儀式でした。
この儀式は、大正時代の日本の文化や宗教、社会慣習に根ざして行われ、喪家と来賓の間で感情的なつながりを築く重要な役割を果たしました。


葬儀と告別式


大正時代、葬儀の本儀式では、僧侶や尼僧がお経を唱え、故人の冥福を祈りました。
お経の唱え方や儀式は、家族が信仰する仏教の宗教的な信念に応じて異なりました。

儀式の中で、故人の遺影(写真)が飾られ、ご遺族や来賓が故人を弔いました。
この際、線香が焚かれ、お供え物が捧げられました。

儀式が終了した後、告別の儀式が行われました。
故人の遺体が棺に納められ、ご遺族や来賓が故人への最後の別れの言葉と花や供物が添えられた後、柩の蓋を閉じられました。


※棺は木製や竹製で、装飾や彫刻が施されたり、名前や生年月日が記されたりすることがありました。


出棺


出棺の儀式は、故人の家から始まりました。
遺族や来賓は、出棺の儀式に参列し、お経や祈りが唱えられ、故人の冥福を祈願しました。


搬送

搬送は通常、担架を使用して行われました。
担架を担ぐのは家族や親しい友人、または寺院の僧侶などでした。
彼らは慎重に柩を担ぎ、遺族と火葬場や墓地に向かいました。

火葬か土葬を選ぶ

大正時代の葬儀において、火葬と土葬のどちらが選ばれるかは、宗教的な信念や地域の習慣、家族の意向に大きく左右されました。
仏教寺院では火葬が一般的でしたが、神道に基づく土葬も行われました。
この選択肢は、個人や家族の価値観に合ったものを選ぶことが尊重されました。

火葬とは

火葬は、故人の遺体を火葬炉で焼却する方法です。
この方法は大正時代に広く普及しました。
火葬の儀式は仏教の影響を受けており、火葬場や寺院で行われました。
火葬の利点は、遺体がお骨になるため、墓地のスペースを節約できることです。
また、火葬は風化や環境への影響が少ないとされました。

土葬とは

土葬は、遺体を地中に埋葬する方法で、大正時代にも一部の地域や宗教で実施されました。
土葬は神道や一部の仏教宗派によって支持されました。
土葬の儀式は墓地で行われ、地中に埋葬された後に墓石が建てられました。
土葬は土地の利用に制約があるため、墓地のスペースを必要とします。
また、墓地の管理が必要であり、永遠の安息を保つために維持が必要でした。

まとめ


本記事では、大正時代の葬儀の流れについて、以下を点を解説いたしました。

・ご遺体の搬送
・ご遺体の安置
・通夜
・葬儀と告別式
・出棺

・火葬か土葬を選ぶ


大正時代の葬儀はいかがでしたでしょうか?

土葬は聞いたことあるけど、大正時代に行われているとは.....。

日本伝統の葬儀は、大正時代から続いているのです。

の本の文化でもある、葬儀儀式は大切にしたいと思います。


筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦



花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が葬儀業界歴20年の中で感じていた『ご遺族に寄り添った葬儀・お葬式を低価格提供し、故人様らしい花祭壇で彩るサービスをしたい。』との思いから、2016年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。

※川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。

併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。

それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。
おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。



葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
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