葬儀の歴史、日本古代の葬送儀礼とは?それぞれの役割と送りだしかた

query_builder 2023/12/30
葬儀の歴史
著者:花で彩るお葬式 とむらび
葬儀の受付イラスト

今回は葬儀の歴史、日本古代の葬送儀礼について解説していきます。

古代の葬儀はどのように行われてきたのか?


日本古代の葬送儀礼について解説していきます。

殯(もがり)とは

日本古代の葬送儀礼はどうなっていたのか?手がかりが「古事記」(712年)に葬儀の様子がが書かれています。
「喪屋」とはご遺体を安置する小屋のようなもの、死者が出ると「喪屋」を作ったようです。
その、「喪屋」に死者を安置して、「殯」が営まれたことがわかります。

日本古代の葬送儀礼、殯を営むには、以下の点の役があったとされています。
・【持傾頭者】(きさりもち)旗を持つ役
・【掃持者】(はたきもち)喪屋を掃除する箒を持つ役
・【御食人】(みけびと)死者の食事供える役
・【碓女】(うすめ)死者の膳に備える米をつく役
・【哭女】(なきめ)悲嘆を表現する役
以上の点の役が、「遊ぶ」歌舞、つまり死者の霊を慰める為に歌ったり踊ったりすること。
人が死んでも、ご遺体をすぐに埋葬せずに一定期間をかけて、死者の鎮魂をしていたのがわかります。
これを「殯」といい、死者に食事を供え、嘆き悲しみ、歌い踊り死者の霊を慰める儀礼が行われていた。

喪屋(もや)とは

喪屋(もや)は、上記で説明したよう死者が出ると、小屋(喪屋)を建てご遺体を安置していた建物のことを指します。
喪屋は、死者とその家族にとって重要な場所になります。
ご遺体は棺に納められ、喪屋の中で家族や親族によってご遺体に祈りを捧げます。

葬列(そうれつ)とは

葬列(そうれつ)は、亡くなった人のご遺体を埋葬地に運ぶために行われる行事を指します。
葬列は通常、ご遺体が棺に納められ、ご遺族や友人、知人などからなる一連の隊列を組み、ご遺体を運び、埋葬地に向かう儀式的な行事です。

葬列について、以下の点での構成されます。
・ご遺体: ご遺体は棺に納められ、棺を担ぐ担架に載せられて運ばれます。
・葬列隊: ご遺体の周りに隊列を組み、ご遺族、友人、知人が列に並んで遺体を運びます。

葬列は、埋葬地に向かって進行します。
途中で、路上で待機している人々が遺体に向かってお辞儀をしたりします。
葬列の進行は、静かで荘厳なものとなります。

まとめ

本記事では葬儀の歴史、日本古代の葬送儀礼について以下の点を解説しました。


・殯(もがり)とは
・喪屋(もや)とは
・葬列(そうれつ)とは


いかがでしたでしょうか?

古代でも葬儀儀式は行われていました。


いつの時代でも、大切な人が亡くなると、悲しみ嘆くものです。葬儀儀式を行うことで、ご遺族、友人、近隣でを喪失を共有と共感を示すことで、ご遺族は悲しみを軽減することができるのです。

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