【葬儀の世界】アイスランドは日本のお葬式と違い、教会(プロテスタント)で行うのが一般的

query_builder 2024/01/13
世界の葬儀
アイスランドの国旗

葬儀のスタイルは信仰する宗教によって異なりますが、国によっても特色が見られます。
この記事では、アイスランドの葬儀の特色について見ていきます。

葬儀の実施時期

アイスランドの場合、信仰する宗教にもよりますが、アイスランドは福音ルーテル派が国教となっており、人口の8割が福音ルーテル派、いわゆるプロテスタントです。
そのため、ここではプロテスタントに多い葬儀の流れや特徴をご紹介します。
日本では死後2~3日以内に火葬が行われるのが一般的で、それに合わせて葬儀も行われます。
これに対して、アイスランドでの葬儀は死後1週間~2週間ほど経過してから行われるのが一般的です。
その理由として、アイスランドでは近親者が他国に暮らしていることも多いことから、その方たちが参列できるよう、日数をおいて待つためです。
遺体も数週間にわたり、傷むことがないよう保管されることになります。

葬儀の場所と葬儀までの流れ

アイスランドの葬儀は教会で行われます。
故人が通っている教会か、地域の教会で行われます。
牧師は葬儀を執り行う教会の牧師である場合もあれば、故人にゆかりの深かった牧師が出身地方からやってくることや亡くなる際に入居していた老人施設の牧師さんがやってくることも少なくありません。
葬儀に先立ち、納棺式が行われます。
これは、ご遺体が納められた棺を閉じるお別れ式のことで、アイスランドでは葬儀の前に棺を閉じてしまい、それ以降は一切顔を見ることができなくなるのが特徴的です。
納棺式は、教会で行われることもありますが、教会での葬儀の前に自宅などで行われることもあります。
納棺式は家族や親族、近しい友人だけでこぢんまりと行われます。
アイスランドでは、土葬が行われるケースが多く、納棺式で棺の中にお花を入れることもありません。
棺が空いている状態で、牧師によって式が執り行われ、集まった人が順次ご遺体の元に寄り、十字を切ることや布を取ってお顔にキスをするなり、各自の心のままにお別れをします。
集まった方がお別れをしたら、事前に決めていた家族の手で蓋が閉められます。
その後は、一切蓋を開けることはなく、葬儀を待つのが基本の流れです。

葬儀の流れ

葬儀は教会で行われ、牧師によって進められます。
一般的な流れとして、まず牧師が亡くなった方の生い立ちや人柄やエピソードなどを語ります。
葬儀においては、音楽の演奏が行われるのも特色です。
聖歌隊やコーラス隊による合唱や葬送曲とは限らず、有名なクラシック音楽の演奏やプロの歌手に依頼して故人が好きだった歌を歌ってもらったり、友人がギター片手に歌を披露したりします。
棺はすでに閉じられているので出棺前の献花もありません。
棺の上に大きな葬儀専用の形の花束が置かれ、壇上に大きなリボン付きの花輪があるだけです。
アイスランドは気候的に生花が貴重なことも、花が少ない理由かもしれません。
葬儀の後には教会のホールや別のホテルに会場を用意し、参列者を茶菓や軽食でもてなす、エルビドゥリッキャと呼ばれるお茶会が行われるのが一般的です。

まとめ

アイスランドでは親族らの帰国を待ち、亡くなってから1週間~2週間後に葬儀が行われるのが一般的です。
葬儀に先立ち納棺式が行われ、棺は閉じられ、その後は一切顔を見ることはできません。
葬儀は教会で牧師の進行で行われ、音楽などの演奏も行われます。
出棺後に参列者を招いてお茶会が行われます。

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