【葬儀の世界】イタリアのお葬式は教会で服装マナーがない。喪服が不要な国です。

query_builder 2024/01/12
世界の葬儀
イタリアの国旗

陽気な国とされるイタリアでも、人が亡くなれば弔いの時間が訪れます。
イタリアではどのような葬儀が行われるのか、国による違いを見ていきましょう。

自宅に戻ってからの葬儀

イタリアでは亡くなった場所が病院であれ、老人ホームなどであれ、一度は自宅にご遺体を運び入れるのが基本です。
葬儀は、地元にある故人が通っていた教会や病院付属の教会で行うのが一般的です。
また、神父の主導で葬送のミサが行われます。
葬儀時間は30分~1時間程度です。
喪服のルールはありませんが、イタリアでは葬儀の際は何か紫のものを身に着けるといった風習がある地域も見られます。
シックな装いの人もいますが、ジーンズ姿などいわゆる普段着で参列する人もおり、日本のような服装のマナーはありません。
一方、献花する花は白い菊のほか、カラフルな花も見られます。
霊柩車に棺を運び入れる際には、参列者全員で拍手をするケースも少なくありません。
霊柩車はガラス張りで棺が目立つような、日本では考えられないスタイルです。

土葬が基本

イタリアはカトリック教徒が多く、カトリックでは土葬が基本となります。
そのため、現在でも土葬が行われています。
日本でも昔は土葬が主流でしたが、現在では法律により、宗教を問わず、火葬しないと埋葬できません。
一方、イタリアでは現在でも土葬が認められていますが、ローマなど一部の地域では、墓地が不足している事情から火葬をする方も増えてきました。
ただし、もともと火葬する人が少なく、火葬場の数が少ないため、火葬の順番待ちが深刻になるという新たな課題も起きています。
土葬がほとんどで、火葬はわずか1%もないミラノでも墓地不足が問題になっています。
ミラノの人は墓地不足を懸念して火葬を選ぶのではなく、墓地不足が深刻化している都市部を中心に賃貸方式の墓地が普及し始めました。
10年~30年ほどの賃貸契約を結び、期間満了後は土の中から遺骨が拾い出されて納骨堂に移され、30年ほど管理するといった仕組みです。

葬儀後の流れ

土葬を選択する人がほとんどのため、葬儀が行われると火葬場ではなく、霊柩車で直接墓地に向かいます。
参列者は死者の永遠の眠りを祈りながら、土葬されるのを見守ります。
墓地のスタイルはさまざまで、名前を刻んだものや十字架を置くだけのシンプルなものから、個室のような重厚なものまでさまざまです。
都市部の一部の霊園では、個性的な墓しか認めないといったルールのもと、美術館のような雰囲気になっているところも見られます。

まとめ

イタリアの葬儀は、カトリックを中心に、亡くなった場所を問わず、いったん自宅に戻ってから教会に移動してミサが行われます。
イタリアのカトリック教徒は現在でも土葬が主流なので、葬儀を終えたら、棺を霊柩車に乗せ、そのまま墓地へと向かいます。
参列者が見守るもとで土葬が行われるのが一般的です。
近年は墓地不足が深刻化し、一部、火葬を選択する人や墓地が賃貸方式になっているケースも見られるようになりました。

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