【葬儀の世界】カンボジアのお葬式は日本と少し似ている
カンボジアは東南アジアにある国です。
世界遺産のアンコールワットはカンボジア人なら無料で入れるということで有名です。
また、日本のかぼちゃという言葉がカンボジアに由来していることでも浅からぬ縁があります。
そんなカンボジアの葬儀はどうなっているのでしょうか。
カンボジアのお葬式は仏教式
カンボジアは仏教を国教としているため、大半の国民は仏教式で葬儀を行います。
そのため、日本の葬儀と似ている部分が少なくありません。
まずカンボジアで人が亡くなったら、ご遺体を清めるために水で洗い流さなくてはいけません。
亡くなった人は穢れているからこそきれいにしなければいけない、という考え方は日本にも存在します。
きれいにしたご遺体を棺桶に入れたら、それをご遺族や親戚などで担いで寺へと運んでいかなければいけません。
日本では、今となっては棺桶は車で運ぶようになりましたが、こうした運び方は野辺送りと呼ばれ、かつては一般的な儀式でした。
カンボジアでは、寺と火葬場が一体になっているところが多く、火葬の儀式とお葬式を一度に行うのが普通です。
ちなみに、カンボジアでお葬式に参列する際は、上は白、下は黒の服を着るという決まりがあります。
このあたりも日本に似ていると言えるでしょう。
音楽を聴きながら食事を取るカンボジアの人々
火葬とお葬式が終わったら参列者はご遺族の家へと向かいます。
日本では家の中で食事をするのが普通ですが、カンボジアでは小さな家に住んでいる人も多いので、たくさんのお客さんを迎えることができないご家庭も少なくありません。
そのため、外にキャンプを建て、野外パーティーのような感覚で食事会をします。
お葬式だからといって特別な料理を食べるということはありません。
カンボジアの郷土料理とも呼べるボボーモアンという鶏肉入りのおかゆをはじめとして、さまざまな食べ物が自由に食べられます。
ただ、カンボジアならではの文化というべきか、食事をしている時には必ずスピーカーから音楽を流さなければいけません。
この時に流すのは一応仏教の音楽なのですが、大音量で音楽が流れている中で食事をするというのは、ほかの国の人々からするとやや珍しい光景と言えるでしょう。
たとえば、日本ならば、音楽など流れていない静かな環境の中で食事をすることこそ故人を偲ぶ姿勢としてふさわしい、という価値観があります。
それに対して、カンボジアでは常に音楽を流し、故人の魂を鎮めるという狙いがあるようです。
まとめ
今回は、カンボジアで一般的に行われているお葬式のあらましを見てきました。
もちろん地域によって違いはあり、全国で今回紹介した葬式の流れをそのまま踏襲しているわけではありません。
仏教の国らしく日本とそう変わりないお葬式が行われていることがわかります。
ただ、一部には日本とは確実に違っている風習もあるのは間違いありません。
もしもカンボジアでお葬式に参列する機会があったら、こうした違いに注意しつつ故人の冥福を祈るようにしましょう。
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