【葬儀の世界】賑やかなメキシコの葬儀
メキシコというとラテン系のイメージや辛い食べ物などを思い起こすかもしれません。
メキシコではどのような葬儀が行われているのか見ていきましょう。
メキシコ独特の死生観
日本に根付く仏教思想では、あの世とこの世が分けられ、亡くなった方は極楽浄土に行くか、地獄に落ちるかなどと考えられます。
これに対して、メキシコの死生観は日本とは大きく違いが見られます。
メキシコでは、死も生の延長と捉えるのです。
この考え方は、メキシコの古い時代のアステカ文明に影響されていると考えられ、死を崇高なものとして捉えるからだと言われています。
メキシコの葬儀の特徴
メキシコでは死を生の延長と捉えるため、葬儀においても、永遠の別れを嘆き悲しむといった風潮は見られません。
そのため、日本人の私たちからすると驚くような明るい雰囲気の中で執り行われます。
葬儀の場所は自宅か葬儀場で、参列者の服装も自由で服装も基本的には自由です。
メキシコの葬儀場には、なんとカフェテリアが完備され、ドリンクやお菓子、パンなどがたくさん用意されています。
葬儀場で葬儀を行う際には、葬儀の前後にカフェテリアに遺族や参列者が集まり、故人との思い出を語り合って過ごすということです。
メキシコでは約9割の方がカトリック教徒なので、葬儀の形式は教会でのミサです。
葬儀によっては、メキシコの伝統音楽であるマリアッチが演奏されているケースもあります。
さらに、葬儀を終えた後は、二次会として飲みに行って騒ぐことも少なくありません。
このあたりは、ラテンのノリが感じられます。
メキシコの埋葬法
メキシコでは土葬が基本です。
葬儀の前に棺桶を葬儀店に買いに行き、棺桶に遺体を納めてお墓に埋葬されます。
先祖代々のお墓という考えもなく、家族と一緒のお墓に入る方もいれば、別々にお墓を設ける方も少なくありません。
複数が入るお墓では、複数の棺桶を積み上げられた層になっている形式のものもあります。
土葬が主流なものの、火葬を選択する方もいます。
死者の日
メキシコ伝統のイベントとして死者の日があります。
日本でいうお盆にあたる行事ですが、例年11月1日と2日に行われます。
メキシコの街中には、骸骨の形をしたオブジェが飾られ、骸骨のメイクや衣装を着て仮装パレードが行われるのも特徴です。
楽器を演奏したり、踊ったり、飲食をしながら、家族や知人が集まって故人の思い出を語り合い、生と死をお祝いする日という位置づけになっています。
死者の日でありながら、厳粛な雰囲気や悲しい感じがないのもメキシコ流と言えそうです。
まとめ
メキシコでは、死は永遠の別れではなく、生の延長と考える死生観が根付いています。
そのため、葬儀も悲しみの中で行われるのではなく、賑やかな雰囲気で行われるのが特徴的です。
埋葬法は土葬が主流ですが、一部火葬も見られます。
また、日本のお盆にあたる死者の日があり、生と死を祝うイベントとして、骸骨仮装パレードなども実施されます。
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