【葬儀の世界】カジュアルに行われるフランスの葬儀
フランスは、人口のおよそ70%の方がカトリック教徒だと考えられています。
そのため、葬儀に関してもカトリック式で行われるのが一般的だとされています。
今回は、フランスにおける葬儀に関して詳しく解説していきましょう。
フランスでのお葬式は新聞で告知?
日本では、喪主が葬儀の連絡を親族や友人、知人などに連絡をすることによって通知されるものですが、フランスは喪主が直接連絡をするよりもメディアで知ることができるようになっています。
フランスにおいては、各新聞において死亡者リストが掲載されるようになっており、死亡者の名前、死亡日時、喪主、そして葬儀日時が書かれています。
これをもとに葬儀に向かう形です。
この記載内容の中には、葬儀の際に関する喪主からの要望などが組み込まれていることもあり、葬儀に出向く際は要望に添った形で参列するように気を遣わなければなりません。
そのため、連絡が近隣や親族などから回ってくるようなこともないため、常に新聞はチェックしておいたほうが良いでしょう。
香典も不要で服装も基本自由なカジュアルなお葬式
フランスでのお葬式は、香典を用意する必要がありません。
そのため、持参する必要はないでしょう。
ただ、もしお世話になった方などになった故人へどうしても香典を包みたいという際は、お悔やみのメッセージカードを添えて封筒の中に合わせて小切手を入れておくとスマートです。
ただし、こういった場合でも、香典返しのような習慣はありませんので、香典返しを期待してはいけません。
また、服装に関しては基本的に自由になっており決まりはありません。
ただし多くの方がどんな服装であっても日本と同様に黒や暗めの色をメインとした服装で参列しています。
フランスで葬儀に参加する際は黒をメインとして落ち着いた服装で出かけるのが無難です。
革製品の着用や貴金属の着用も特にタブーではありませんので、控えめなものならば着用されても問題ないでしょう。
フランスでもお通夜が慣例に?
かつてのフランスでは日本のように葬儀の前にお通夜という習慣がありませんでした。
しかし、近年ではveillée(ヴェイエ)と呼ばれるものがお通夜のようなものが行われるようになっています。
棺台に安置された棺の前で、ワインや料理が振る舞われるのです。
その後、協会や葬儀会場のホールに運ばれて葬儀が行われています。
葬儀当日は、神父からのお話があったり弔辞があったり、また讃美歌が謳われたりなどします。
教会における葬儀になるため、日本とは異なり立ったり座ったりの動作が非常に多いのが特徴です。
讃美歌は歌えない場合はそのまま立っているだけでも問題はありません。
また、終盤では神父から丸くて白いおせんべいのようなお菓子・ホスチアが配られます。
カトリックのミサではいつものように信者に配られるもので、キリストの体の一部を象徴する食べ物だそうです。
まとめ
フランスの葬儀は、カトリック式の葬儀のため讃美歌を歌ったりホスチアを口にしたりなど、日本とはまったく異なった形式でのお別れが執り行われています。
香典はないので、生花を送るのも一般的ですのでおすすめです。
カジュアルにお送りできるでしょう。
この際、気を付けたいのは赤いバラは贈ってはNGです。
赤いバラは喪主と親族が故人に対する愛情表現の一つとして使うお花ですので気を付けましょう。
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