招待状もあるベルギーの葬儀

query_builder 2024/06/25
世界の葬儀
ベルギーの葬儀事情

ベルギーというと、王室や高級チョコレートなどを思い浮かべるかもしれません。
ベルギーではどのような葬儀が行われているのか、見ていきましょう。

葬儀に招待状

日本では人が亡くなると、速やかに葬儀の日程が組まれます。
火葬場の空き状況に合わせ、友引を避けてなるべく早いスケジュールで開催するのが一般的です。
これに対して、ベルギーでは亡くなってから1週間~10日後に葬儀が行われるのが基本です。
なぜかというと、お別れをしたい多くの人に集まってもらうためや遠方に住んでいる方も集まれるからなど、諸説あります。
日本では葬儀に際し、招待状を出すことはありません。
結婚式とは異なり、家族葬で済ませるか、一般葬を行う際も新聞に訃報を乗せるか、近隣や職場で案内が回る程度です。
これに対して、ベルギーでは招待状を送付します。
葬儀のスケジュールや内容などが記載されたものです。

葬儀まで

葬儀が行われるまでの間、ご遺体は葬儀場に預けられることもなく、自宅に安置されるのが一般的です。
ただし、葬儀直前には斎場に移されることもあります。
葬儀の前夜には、招待状を受け取った方で希望する方は、ご遺体との対面ができます。
ご遺体はまだ棺には入れられておらず、葬儀当日に納棺されるのが基本です。
斎場に安置されている場合でも、棺の中ではなく、個室で対面となります。
納棺されると、棺を開けることはできません。
日本の棺のような顔のあたりに小窓が付いていることもなく、納棺されてしまうと、一切顔や姿が見られなくなります。
そのため、葬儀の前夜が故人の顔を見る最後のチャンスです。
最後のお別れをしたい方は、招待状を持って葬儀前夜に故人宅を訪れることになります。

葬儀の流れ

葬儀の当日は、最上の中央前に棺が安置され、その周りには故人愛用の品やお花などが飾られます。
近親者から順にスピーチが行われますが、この際に、日本でいえばまるで結婚式のように、故人の写真や映像などを編集して作ったVTRが流されるのも一般的です。
映像を制作するなどの準備も必要なので、葬儀までに1週間~10日を要することになります。
葬儀が終わると、棺が火葬室に移動して火葬が行われます。
日本では、斎場と火葬場は必ずしも同じ場所にはないですが、ベルギーでは斎場に併設されていることが多いです。
火葬している間、別室で参列者に軽食が振る舞われます。
火葬が終わると、遺灰は陶器製の壺に入れられてご遺族に渡されます。
日本のようなお骨上げの儀式はありません。
近親者と希望者が墓地まで行って埋葬を行います。
この際、近親者から順に遺灰が入った壺を手で触れてから、墓石を開けて埋葬します。
こうして準備に1週間~10日かけた葬儀は、日本とは異なり1日で完結するのが基本です。
ただし、日本のような通夜は行われませんが、葬儀前夜に故人と対面してお別れの機会を持てるので、実質的には2日間と言えるでしょう。

まとめ

ベルギーでは亡くなってから1週間~10日に葬儀が行われます。
葬儀に際して招待状を送り、招待状を受け取った方は、葬儀前夜にご遺体との対面が可能です。
葬儀当日に棺に入れられ、斎場でスピーチやVTRなどを流した葬儀が行われます。
食事をしている間に火葬が行われ、埋葬してその日のうちにすべてが終了します。

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