ボツワナの葬儀はどのように行われる?

query_builder 2024/06/25
世界の葬儀
ボツワナの葬儀事情

ボツワナは、1966年に独立した当初は牧畜が基幹産業でした。
牛肉の輸出だけに依存しており、世界最貧国の1つに位置付けられていました。
その後、ダイヤモンドや銅、ニッケル、石炭といった鉱物資源が発見され、飛躍的な経済成長を遂げ、現在では中進国としての評価を受け、アフリカ国内での1人あたりGDPは高水準です。
そんなボツワナの葬儀事情を見ていきましょう。

部族も近代化

ボツワナには、ブッシュマンとして知られるカラハリの狩猟採集民がおり、彼らは亡くなったらその日のうちに埋葬するシンプルな葬儀を行っていました。
ですが、狩猟採集が制限され、定住化政策が推進されるに従い、ボツワナの多数派であるツワナの伝統的な葬儀や国民の多くが信仰するキリスト教式にもとづく葬儀が行われるようになりました。
まずは、部族の年配者が集まって、亡くなった人の遺体を町まで運び、病院で死亡診断書を作成してもらいます。
同時に牧師の手配なども行います。
女性たちは食事の準備を行うことが必要です。
亡くなってから埋葬するまでに最低でも2、3日、親族が遠方や他国に住んでいる場合などは1週間にもわたって参列する人が続々と集まってくるためです。
若い男性陣は、天幕を張ることや薪を積み上げる作業を行います。
なぜかといえば、夜になると参列者たちが集まり、薪をくべて焚き火をし、焚き火を囲んで牧師の説教を聞いたり、賛美歌を歌ったりするためです。

朝早くから始まる葬儀

ボツワナの葬儀は、朝早くから始まるケースが少なくありません。
たとえば、日が出始める早朝5時から始まるケースもあります。
その理由は、前の夜から多くの参列者が集まっているためです。
夜通し、歌ったり、踊ったり、楽器を奏でながら祈っているので、その流れのまま葬儀に突入します。
葬儀の流れは、村の偉い人から会社の同僚や知人に至るまで、多くの人がスピーチをし、スピーチとスピーチの間は歌でつながれるスタイルです。
お葬式のプログラムもだいたいメモリアルサービスと同じで、いろんな人が入れ代わり立ち代わり前に出て話をする、話と話の間は歌でつなぐという感じです。
こうした葬儀は、棺の前で行われることもあれば、葬儀が終わり次第家の中から棺が出されることもあります。

土葬

土葬する場所は、朝早くから村の若者などが手作業で掘り進めています。
そこに棺を降ろし、男性たちが代わる代わるシャベルで土をかぶせていきます。
埋葬が済んだら、故人の自宅へと戻ると、おもてなしの食事が振る舞われるという流れです。
ボツワナの葬儀は誰が来ても良いことになっていて、故人やその家族とほとんど面識がなくても、食事目当てに参列する人も少なくありません。
参列者をもてなすために、牛を丸ごと1頭殺して伝統料理であるセスワにして振る舞うのがしきたりなので、費用もかさみます。
これが伝統的な村の葬儀の流れです

まとめ

ボツワナでは、葬儀の前夜から参列者が集まり、歌ったり、祈ったりしながら朝まで過ごします。
朝早くからスピーチと賛美歌が繰り返される葬儀を行い、墓地に運んで土葬されます。

NEW

  • セネガル共和国の葬儀の流れ・服装や香典などのマナーをご紹介

    query_builder 2024/07/13
  • 紅茶の国スリランカの葬儀事情とは

    query_builder 2024/07/12
  • ゆりかごから墓場までスウェーデンの葬儀事情

    query_builder 2024/07/12
  • ザンビアの葬儀はどのように行われている?

    query_builder 2024/07/11
  • イスラム教の聖地であるサウジアラビアの葬儀

    query_builder 2024/07/11

CATEGORY

ARCHIVE