自然豊かで穏やかなコスタリカの葬儀事情
コスタリカと聞いて、どんな国をイメージされるでしょうか。
コーヒーがおいしい国という印象をお持ちの方もいるかもしれません。
この記事では、コスタリカはどんな国なのか、コスタリカにおける葬儀事情をご紹介します。
コスタリカの特徴
コスタリカは、中南米にある小さな国で、太平洋とカリブ海に挟まれ、アンデス山脈が連なる自然豊かな国です。
美しい自然を活かし、動植物を守る活動やエコツーリズムに力を入れています。
また、国内電力の98%以上を水力発電や風力発電、地熱発電といった再生可能エネルギーで賄っており、世界有数のエコ先進国でもあります。
南米というと、犯罪大国や貧困国なども多く、あまり良いイメージが持たれない方も多いのではないでしょうか。
ですが、コスタリカは幸せの国としても知られています。
内戦が終結した1948年、「兵士より多くの教師を」のスローガンのもとで軍隊を廃止し、軍事予算をゼロにしました。
その代わりとして、国家予算の多くを教育や医療、福祉などに回し、豊かで安定的な国へと転換を図っています。
現在では軍隊を持たず、環境に優しく、自然豊かで教育と福祉が充実した幸せ大国としても注目を集めています。
コスタリカの葬儀
病院で亡くなった場合、すぐに遺族へと遺体が受け渡されます。
亡くなった翌日か、数日以内には葬儀が執り行われます。
こうしたスケジュール感は日本の風習にも似ているかもしれません。
コスタリカは、高温多湿の熱帯性気候で、年間を通じて気温が平均30度前後はあるため、遺体が腐敗しないようにスピーディーに行う必要性もあります。
エコを意識する国なので、ヨーロッパのように冷蔵保管するような習慣もありません。
なお、日本とは異なり、コスタリカ人の多くはカトリック教徒です。
そのため、カトリック教徒のご家庭では、葬儀はカトリックの様式で行われます。
自宅の室内を花で飾ることやキリストの置物などで飾りつけし、聖書のフレーズなどを書き込んだ遺影などを置いて、別れの祈りを捧げます。
その後、ご遺体を教会へと移動し、知り合いなども集まり、安らかに天国に召されるよう、ミサが行われるのが一般的な流れです。
ミサが終わると埋葬されます。
コスタリカでは土葬が主流です。
埋葬した場所が墓となり、その上に花などを手向けます。
こうして一連の葬儀の流れは終了です。
カトリックの教えでは、人が亡くなって最後の審判が行われ、天国に行くかの判断が下されるとともに、蘇るとされます。
その際に肉体がないと蘇ることができないため、火葬ではなく土葬が基本とされています。
まとめ
コスタリカではカトリック教徒が多く、自宅で最後の別れをした後、教会でミサを行い、土葬をするのが基本的な葬儀のスタイルです。
カトリック教徒が多いヨーロッパの国々では、葬儀は亡くなってから10日以上経過してから行うケースも多いですが、コスタリカの場合は亡くなった翌日か、数日以内には執り行われます。
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