先に火葬されているハンガリーの葬儀
ハンガリーは、ブダペストを首都とする中央ヨーロッパに位置する国です。
ドナウ川が流れる美しい都で、ハプスブルク家に代表されるオーストリア=ハンガリー帝国時代の栄華が残り、歴史ある豪華な建造物が数多く残された国です。
そんなハンガリーの葬儀はどのように行われているのか見ていきましょう。
亡くなってから日数が経ってからの葬儀
ハンガリーでの葬儀は、亡くなってから2週間近く経過してからなど、日数を置いてから行われるケースが多いです。
日本人から見ると、その間ご遺体はどうするのか、腐敗してしまわないのか、冷蔵室での安置費用が高額になるのではと心配してしまうかもしれません。
ですが、ハンガリーでは火葬を先に済ませており、ご遺体は既に遺骨や遺灰になった状態で葬儀の日を迎えます。
なお、地方によっては今も土葬の習慣も残されています。
教会でのミサ
キリスト教徒の場合、葬儀は教会で行います。
墓地に併設する聖堂で行われることも少なくありません。
なぜかというと、ミサをあげて葬儀は終わりではなく、その後墓地でご遺骨をお墓に納めるところがメインの儀式になるためです。
追悼のミサをあげたら、その後は遺骨を墓地へと運びます。
今の時代は、ご遺族がご遺骨が入った骨壺を持って車に乗り込み車で運ばれます。
その車の後を葬送の行列が続いていくという形式です。
葬送行進曲などを奏でる音楽隊なども入り、親族や友人、知人など、場合によっては100人規模の行列が続きます。
ゆっくりと進む車の後を、歩いて葬送行列が続いていきます。
お墓での式
墓地に到着すると、墓地の入り口でも司祭がお祈りをあげ、故人が眠ることになる墓へと歩き始めます。
黒の十字架を掲げる方や葬送の歌を歌う人など葬送行列がお墓へと向かいます。
参列者の中には教会や聖堂での式には参加せず、墓地での最後のお別れの式のみに参列する方も少なくありません。
葬送行列にも参加せず、直接墓地にやってきます。
故人のお墓に向かうと、骨壺を納められるように墓石の名前のプレートが外された状態で準備されています。
そこで、司祭が最後のお祈りを捧げ、その間に骨壺が中に納められると、プレートが閉じられるという流れです。
墓石のプレートは1畳ほどのサイズがあり、重いコンクリートでできた蓋なので、数人がかりで運んで閉めることが必要です。
閉じられた墓の上に参列者が祈りを捧げ、献花をします。
献花は必須のものではありませんが、多くの人が花束やリースなどの花を持ってやってきます。
日本のように葬儀業者が花を用意することはなく、各自が持参するのがマナーです。
多くの人が白いカーネーションや白ユリなどを持ってくるため、葬儀が終わった直後のお墓は、お花が山積みになる光景が見られます。
まとめ
ハンガリーでは、葬儀に先立って火葬が行われ、葬儀は亡くなってから2週間程度後に行われるのが一般的です。
教会でミサをあげた後、葬送行列をなして墓地へ向かい、司祭が最後の祈りを捧げる中でお墓にご遺骨を納め、献花します。
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