アイルランドではどのような葬儀が行われている?
国や民族、宗教や文化が違うと死生観なども異なり、葬儀のスタイルも異なります。
この記事では、アイルランドの葬儀について見ていきます。
アイルランドにおける伝統的な葬儀の流れ
アイルランドでは、多くの方がカトリック教徒です。
伝統的な葬儀の流れは、まず亡くなられた翌日に自宅または葬儀場で通夜を行います。
その翌日に、自宅または葬儀場で告別式を行い、棺を教会へと運んで安置します。
さらにその翌日、教会でミサを行い、墓地に運んで埋葬をした後、参列者で会食を行うというのが一般的な流れです。
田舎では、自宅で通夜と告別式を行う伝統的な方式を採っていますが、都市部では自宅ではなく、葬儀場を利用するケースが多いです。
Irish wakesの文化
アイルランドでは、 Irish wakesと呼ばれる、故人を偲ぶ集まりが行われることも少なくありません。
教会に棺を運ぶ前に、自宅などで行われるのが一般的です。
故人を偲び、お酒などを飲みながら、故人の思い出話をするというものです。
涙を流して悲しみ合うのではなく、故人とのエピソードなどを語り合って、悲しい気持ちを静め、笑顔で故人を送り出そうという発想があります。
教会でのミサについて
自宅や葬儀場などで家族や親族、友人などが集まり、通夜と告別式を済ませているので、教会でのミサは短めのことがほとんどです。
神父からのお言葉や、親族のスピーチが行われ、参列した人たちで最後のお別れをしたら、棺を教会から墓地へと移動させます。
墓地では、神父が祈りを捧げる中で、棺を埋める儀式を行います。
埋葬後
埋葬を済ませると、参列者はホテルやレストラン、バーや自宅などに移動して会食をするのが一般的です。
飲食をしながら、故人を偲び、語り合うことで、故人を弔うものです。
アイルランドの葬儀あれこれ
日本では、家族葬など小さなお葬式が一般化していますが、アイルランドでは多くの人が参列するのが一般的です。
新聞などに訃報が掲示され、故人や遺族とゆかりのある方が告別式やミサに集まってきます。
アイルランドでは、日本のようなお香典の文化はありません。
遺族の気持ちに寄り添うカードを送ることやお花を送ることはありますが、近年ではお花を送るよりは、寄付をするという風習が優先されています。
たとえば、教会での寄付をはじめ、故人が生前に取り組んでいた活動や団体に寄付をすることや故人が亡くなった原因、たとえば事故やがんなどの場合、交通事故による遺児の団体やがん患者をサポートする団体に寄付をするなどです。
まとめ
アイルランドでは通夜や告別式を自宅や葬儀場で行った後、棺を教会に運んでミサを行います。
その後、墓地で棺を埋葬します。
埋葬後は自宅やレストラン、バー、ホテルなどに会場を移し、参列者が会食をしながら故人の思い出話を語り合うなど、弔いを行うのが一般的です。
地域などによっては、通夜に先駆けて故人の近親者などが集まり、お酒を酌み交わしながら故人を偲ぶこともあります。
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