キルギスの葬儀はどのようなもの?

query_builder 2024/07/06
世界の葬儀
キルギスの葬儀事情

ユーラシア大陸のほぼ中央に位置しているキルギスは、中央アジアに属しています。
国土の9割を超えるエリアが海抜1,000m以上の高山地帯となっており、天空の国としても知られている国です。
そんな大自然あふれるキルギスでの葬儀はどのようなスタイルで行われているのでしょうか。

キルギスにおける葬儀

キルギスは、大変伝統と風習を大切にされている国です。
キルギスにおける葬儀は、故人を敬し、旅立ちを見送る式として、伝統的な歌を歌ったり食事をしたり、物事を整理する場となっています。
キルギスでは、若くして亡くなった場合はパオの上部に赤旗が、中年で亡くなった場合は黒旗が、高齢で亡くなった場合は白旗が掲げられてきました。
しかし、現在は都市化が進んできたこともあって、旗を掲げる必要は特になくなってきたとされています。

キルギスでの葬儀はいつ行われる?

キルギスは、古くから遊牧民として生活をしてきた国であることから、人が亡くなると親戚の到着に時間がかかってしまいます。
そのため、彼らを待つために故人が亡くなってから3日目に葬儀が行われてきたという歴史があるのです。
キルギスの社会は昔から家族中心で形成されているため、家族に関わる慣習について重きを置かれています。
ただし、イスラムとイスラム以前の信念が共生されている国なので、イスラム教が大きな影響力を持つエリアでは3日を待たずに亡くなった当日に葬儀が行われ、埋葬されるスタイルです。
また、人が亡くなってからはすぐに葬儀監督が任命され、故人は別のパオに移されて女性はパオの中で慟哭し、男性はパオの外に出て悲しみに暮れます。
葬儀当日は、ソヨグチューと言われる儀式が行われるのです。
これは、体を水で洗い流し、Kepinというベールに包まれながら葬儀が行われていきます。
故人と最も近い親族(父親や子など)が故人の隣に立ち、故人に祈りが捧げられるのです。
この儀式は、親族が故人の借金を返済して、債務者を許す儀式となっています。

別れの時

その後、故人は担架に移され埋葬へ向かうのですが、女性は埋葬に参列することができないため、パオに入って故人に対する思い出を読みあげます。
男性陣は墓地へ出向き、埋葬に参列します。
ちなみに、日本では火葬が行われていますが、キルギスでは土葬が行われており、棺桶に入れた状態でそのまま埋葬されるようになっているのです。
埋葬が終わると男性が墓地から戻ってからは会食が行われており、男性と女性は別々に食事を取ります。

キルギスの葬儀の服装

キルギスでの葬儀の服装は、日本と同様に黒い服を着用しましょう。
キルギスは、未亡人は40日間髪を編まないことを義務付けられていたのですが、現在では特にそういった慣習はなくなっています。

まとめ

いかがでしたか。
キルギスは、昔と現在では葬儀のスタイルも多様になってきており、習慣も変わってきてはいますが、埋葬は男性しか参列できないなどといった伝統はいまだ引き継がれています。
家族の絆をとても大切にされている国であり、すべての親戚が悲しみに暮れながら故人を見送っています。

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