教会がたくさんあるリトアニアの葬儀事情

query_builder 2024/07/26
世界の葬儀
著者:花で彩るお葬式 とむらび
リトアニアの葬儀

リトアニアは、エストニア・ラトヴィアと並ぶバルト三国の一つで、1990年にロシア(旧ソ連)から独立を勝ち取りました。
現在では、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)に加盟しています。
日本とも歴史的に深いつながりを持つリトアニアの国の特徴と葬儀事情について見ていきましょう。

リトアニアの国の特徴

リトアニアは、ヨーロッパの北東部に位置し、バルト海に面するバルト三国の一つです。
北海道の8割ほどの面積の国土の約3割が森林であり、3,000に及ぶ湖があるなど自然も豊かな国です。
ロシアに隣接した国ですが、ロシア系住民は人口の4.7%と低く、ロシアから独立したバルト三国のエストニアやラトビアのようなロシア系住民の問題はあまりありません。
ロシア正教の割合も低く、約8割はカトリック教徒です。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害によってポーランドなどからリトアニアに逃れてきた多くのユダヤ人に対して、杉原千畝日本領事代理が日本の通過ビザを発行して助けたという歴史があります。
命のビザを与えたとして、リトアニアは親日的であり、杉原記念館があるほか、首都ヴィリニュスにはスギハラの名を冠した通りもあります。

世界遺産ヴィリニュス旧市街と無形文化遺産に指定された十字架の丘

リトアニアの首都ヴィリニュスは、東西欧州の接点としてさまざまな人種が暮らしてきた歴史を持ち、カトリックと異文化の十字路と呼ばれてきました。
旧市街には、赤いレンガ屋根など歴史的な建築も見どころと驚くほどの数の教会があります。
十字架の丘はリトアニアの観光スポットの一つで、多種多様の十字架が集まったカトリックの聖地です。
リトアニアは、長きにわたってロシア(旧ソ連)に支配されていましたが、十字架が抵抗の象徴となっていました。
現在でも、自由とカトリック信仰を象徴する場所として、リトアニア人がこの場所に訪れ、十字架を捧げていきます。

リトアニアの葬儀

リトアニアでは、教会も多く、葬儀はカトリック教会でミサを執り行うのが一般的です。
リトアニアの葬儀の特徴として、ご遺体が入った棺を囲み、参列者が数人ずつ順番に記念写真を撮影する風習があります。
棺から故人の体やお顔がしっかり見える状態にして写真を撮るので、日本人の感覚からすると驚かれるかもしれません。
故人の最後の姿がそこに映し出されます。
思い出のアルバムの最後の1ページには、故人の死に顔の写真が載ることになります。
生まれてから幼少期、青年期、結婚して子どもが生まれ、孫が生まれ、そして最後に死を迎えるまでの人生がアルバムに詰めこまれるわけです。
リトアニアでは、親族が集まるパーティーなどで、みんなでアルバムを開きながら、「あの時のお葬式はこうだった。」、「亡くなったあの人は××だった。」などと語り合うのが通例です。

まとめ

リトアニアは、カトリックの聖地として知られており、葬儀は市街地に数多くある教会で行うのが一般的です。
リトアニアの葬儀では、死者を囲んで記念撮影をする風習があります。

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