マリの葬儀の流れや埋葬事情などを紹介
マリは、西アフリカの内陸部にある国です。
正式名称は、マリ共和国と言います。
国土面積は約124万平方キロメートルで、日本の約3.3倍の大きさです。
モーリタニア、セネガル、ギニアなどの7ヶ国と隣接した場所に位置しています。
今回は、そんなマリの葬儀の流れについてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
マリの宗教はイスラム教が多い
マリで信仰されている宗教は、イスラム教、伝統的宗教、キリスト教などです。
特に信者が多いのはイスラム教です。
マリ国民の80%がイスラム教徒となっています。
そのため、マリでの葬儀はイスラム教式で執り行われるケースが高いでしょう。
マリの葬儀の流れ
マリは、バンバラ、プル、マリンケ、トゥアレグなど、さまざまな民族が暮らしている国です。
民族や地域などによって、葬儀のやり方には違いが見られます。
ここでは、マリの中部にあるジェンネで執り行われている葬儀をご紹介していきます。
亡くなったその日に埋葬する
人が亡くなると、その日のうちに埋葬します。
マリは気温50℃を超えることが珍しくない暑い国です。
暑さでご遺体が傷んでしまうという事情があるため、早めに埋葬するのでしょう。
埋葬前に、沐浴をしてご遺体を浄めます。
沐浴を担当するのは、男性が死亡した場合は親族の男性、女性が死亡した場合は女性です。
沐浴を終えた後は、ご遺体に白い綿の服を着せてむしろに包みます。
また、大量のお香も焚きます。
男性がご遺体を運搬する
ご遺体を浄めた後は、墓地へ運びます。
運搬を担当するのは男性です。
男性たちがご遺体を運んで、葬列を作って墓地へ向かいます。
子どもや女性はご遺体の運搬には参加しません。
墓地に向かう途中でモスクに立ち寄って、ジャナーザと呼ばれる礼拝を行います。
マリの埋葬は土葬
マリでの埋葬方法は土葬が主流です。
イスラム教では、死後に魂が復活すると考えられているため、ご遺体を焼かずに残しておく必要があるのです。
泥大工が堀った穴の中に、ご遺体を埋葬します。
埋葬の際には、ご遺体の頭をイスラム教の聖地であるメッカの方向へ向けます。
マリの葬式は3日間
葬式の期間は3日間です。
葬式の知らせや宣言などは特になく、亡くなったという知らせを聞いた人たちが駆けつけて、いつの間にか葬式が始まります。
亡くなったその日のうちに埋葬した後は、弔問客が遺族を慰めたり、一緒に食事を取ったりしながら過ごします。
まとめ
マリはイスラム教が多いため、葬儀はイスラム教式で行われるケースが多いです。
気温が高いという事情もあり、ご遺体は亡くなったその日のうちに埋葬します。
埋葬の前に、沐浴をさせてご遺体を浄めて、白い服を着せておきます。
ご遺体を墓地まで運ぶのは男性です。
イスラム教の聖地であるメッカの方向へ向けて、ご遺体を埋葬します。
埋葬後は、人々が集まって食事を取って過ごすのがマリの葬儀の特徴です。
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