葬儀が重要なイベントであるミクロネシア
ミクロネシアは、ヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエの島で構成され、ミクロネシア連邦を構成しています。
中でもポンペイは、ミクロネシア連邦における政治、経済の中心地です。
4州の中でも標高が高く降雨量も多いので、色とりどりの花など自然にも恵まれており、美しい海にはマンタなどが泳ぎ、人気のダイバーズスポットでもあります。
ミクロネシアの中心地である、ポンペイにおける葬儀について見ていきましょう。
葬儀が重要なイベント
ミクロネシア連邦ポンペイ島では、冠婚葬祭全般の儀式や行事のことをカマテップと呼んでいます。
中でも、葬儀はとても重要な位置付けで、1週間ほどの日数をかけて行われていました。
現在のライフスタイルでは難しいため、日数を短縮して行っているケースもありますが、地域やご家庭によっては昔ながらの風習を守っているケースもあります。
強制力が高い葬儀
ポンペイでは、亡くなった方との関係性などにより、葬儀に関わる期間が異なります。
家族や近い親族であれば、少なくとも4日間、それよりは遠戚の親族なら約10日にわたり、儀式や法要などが行われるのです。
ミクロネシアでも、小さな離島の中には40日間にもわたって葬儀の行事が続いていくところもあります。
身内や職場などコミュニティに不幸が生じたら、有無を言わさず参列し、関わらなくてはならない行事には参列するといった暗黙のルールがあるので、身内で立て続けに亡くなると、1年の大半の期間を葬儀に費やすといっても過言ではありません。
もっとも、このミクロネシアの風習は仕事を長期間休む口実に使われることもあるなど、社会的な影響力も大きいです。
ポンペイにおける葬儀の基本的な流れ
ポンペイの葬儀は短くても4日間にわたって行われます。
まず、1日目は家族、親戚をはじめ、知人や職場関係者、近所の方など関係者すべてが参列できる日です。
ナンマルキと呼ばれる村の酋長が葬儀に訪れ、参列者全員で死者に祈りを捧げます。
最後のお別れをしたうえで、1日目に埋葬が行われるのです。
2日目は近しい家族だけが集まり、死者を悼みます。
そして、3日目は家族が釣りに行き、魚をお供えしなくてはなりません。
また、1日目から3日目の間は、参列者から豚やウミガメ、ヤムイモ、サカオ、旬のフルーツなどの貢物をいただきます。
参列者はどれだけ立派な貢物をしたか、互いに競い合うのも面白いところです。
いただいた貢物は、参列者全員に分配し、料理しておもてなしをします。
4日目の行事は午前0時からのスタートです。
宗教的な儀式というよりは、後片付けの時間です。
解体した動物の血を掃除することや宴会の片付けや掃除を行い、早朝に一連の葬儀の行事が終了します。
ここまでが最小限の葬儀であり、亡くなった方の家族や近しい家族の間では、その後も約10日にわたってさまざまな儀式やしきたりなどが続いていきます。
まとめ
ミクロネシアでは、葬儀は重要なイベントに位置付けられています。
ミクロネシアでは最低でも4日、長いと10日以上もかけて葬儀に関する一連の儀式や行事が行われます。
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