リゾート地ナウルの栄華と収束と葬儀事情
ナウルと言われても、どこにある国かわからない、聞いたこともないという方もいるかもしれません。
太平洋の南西部、オーストラリアとハワイの間に位置する、東京都の品川区ほどの面積しかない小さな国です。
ナウルの国の特徴や葬儀事情を見ていきましょう。
ナウルの国の特徴
ナウル共和国は、東京都の品川区ほどの面積しかない小さな島ですが、一時期は世界最高水準の生活が営まれていた国でもあります。
ですが、経済崩壊が生じて、状況は一転しているのです。
かつては、漁業と農業を中心にした自然とともに生きる地上の楽園でしたが、第二次世界大戦などを経てオーストラリア、ニュージーランド、英国の三国を施政権者とする国連信託統治下に置かれます。
1968年に独立を遂げると、新たな産業として発見されたリン鉱石採掘が活発化し、それによる莫大な収入がナウル国民に富をもたらしました。
国の財政が大いに潤ったことで、国民は水道光熱費をはじめ、学費や医療費は無料、税金も払わずに済む状態でした。
さらに、生活費も支給されたうえ、結婚すると一軒家もプレゼントされる状態だったのです。
リン鉱石採掘などの収入源を担う労働力は外国人労働者に任せ、国民は働く必要がなくなりました。
1980年代の国民1人あたりのGNP(国民総生産)はアメリカの約1.5倍、日本の約2倍にもあたる2万ドルを超え、世界最高水準の経済水準に到達していました。
国民総生産といってもほぼ不労所得です。
国を担う公務員を除き9割の国民が無職で、毎日が日曜日の生活を送っていたのです。
毎日外食をしておいしいものをたらふく食べ、働かない生活が30年以上にわたって続き、その結果として全国民の9割が肥満で3割が糖尿病となり、世界一の肥満・糖尿病大国になってしまいました。
リン鉱石の枯渇に伴い、経済は崩壊、残されたのは健康不安を抱えて働くことが難しい人や働くことを知らず勤労意欲が皆無の人たちです。
ナウルの葬儀事情
ナウルの住民はミクロネシア系住民が多いです。
ミクロネシア系では葬儀を重んじており、数日間に及ぶ儀式を行うために親族などが仕事を休んで集まります。
参列者は、特産品や豚などを弔いのために持参しますが、遺族はその食材を使っておもてなしをしなくてはなりません。
繁栄していた時期のナウルでは、基本的に誰もが休みなので集まるのは簡単です。
国民の1割ほどの唯一仕事をしている公務員も葬儀となればお休みを取ります。
ミクロネシアの島々では、みんなで料理をするのが基本ですが、外食が基本となったナウルでは、おもてなしもレストランでの会食などゴージャスです。
もっとも、現在では国の経済が崩壊し、暮らしの水準も落ち、健康状態にも不安があるので、葬儀もままならず、質素な営みをせざるを得ません。
まとめ
ナウルは小さな島ですが、リン鉱石が見つかったことで経済が潤い、生活に必要なものすべてが無料となり、生活費も支給され、税金も支払わずに済むようになりました。
ですが、鉱石の枯渇により国の経済が破綻し、一気に貧困国となってしまいました。
レストランでのおもてなしもできた時代も終わり、葬儀をする費用にも困る状況です。
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