日本とは大きく異なるオランダの葬儀事情

query_builder 2024/07/06
世界の葬儀
オランダの葬儀事情

オランダというと、チューリップや風車が思い浮かぶかもしれません。
気温が低く雪が降ることもあるオランダの地では、どのような葬儀が行われているのか見ていきましょう。

無宗教が多いオランダ

オランダというと、ほかの欧米諸国と同様にキリスト教が主流と思われるかもしれません。
ですが、実際には特に信仰を持たない無宗教の方が多い国です。
宗教によっても葬儀のスタイルは異なりますが、ここでは無宗教の方の一般的な葬儀のスタイルをご紹介します。

葬儀まで日数がある

日本ではご遺体の安置費用などもかかることもあり、人が亡くなると友引を避けてなるべく早く葬儀の日程を取り決めます。
一方、オランダでは亡くなってから約1週間後に葬儀を行うのが一般的です。
なぜ、そんなに日数が空くのかというと、葬儀の準備を行い、会場の手配だけでなく、葬儀の案内を新聞に掲載することや親しい方や遠方の方などに招待状を発送するなどするためです。
葬儀が行われるまでの間、ご遺体はどうするのかというと、基本的には自宅に安置します。
オランダは比較的涼しいので、こうしたことができるのかもしれません。
自宅1階のリビングに安置されるのが一般的です。
なぜかというと、2階の寝室などで息を引き取った場合を除き、遺体を上の階に移動させてはならないという風習があるためです。

葬儀後も自由度が高い

無宗教の場合、葬儀のスタイルもそれぞれです。
一般的には、葬儀の最後には参列者が順に棺の前で故人をお別れを行います。
お別れが済んだら、日本のように火葬場に向かうのではなく、レストランなどに会場を移し、飲食をしながらのお別れの会や偲ぶ会が行われます。
驚くのはレストランに棺も一緒に移動することです。
レストランの会場の真ん中に棺を並べた状態で、会が催されます。
棺には、故人の愛用の品が置かれることや会場に故人の思い出の画像や映像が流れることも少なくありません。
故人が好きだった音楽が流れる中で、ご遺族や友人のスピーチが行われます。
こうした葬儀後の会はレストランなど外の会場で行われることもあれば、自宅で行われるケースも少なくありません。
葬儀後の流れや会場については、招待状にも案内が記載されます。
こうした企画を行い、手配をする必要があるので、葬儀まで1週間といった時間が空くのかもしれません。

遺灰の受取も長期間

オランダでは、埋葬方式は土葬か火葬かを選べますが、近年は火葬を選ぶ方が増えてきました。
ですが、日本のように、葬儀を終えてすぐに遺族や参列者が火葬場に向かい、その場でご遺骨を受け取るといったことはありません。
みんなで連れだって火葬場に行くことはなく、葬儀後に棺が火葬場へと持ち込まれるだけです。
その場で火葬が行われるまで待つこともありません。
なぜかというと、オランダでは火葬場にご遺体を預けてから約1ヶ月後に遺灰を取りに行くのが基本だからです。

まとめ

オランダは、無宗教の葬儀スタイルが多くなっています。
葬儀の企画や手配、準備を行うのが一般的で、亡くなってから葬儀を行うまでに1週間ほどかけます。
故人を偲ぶ会が行われ、その後はご遺体が火葬場に預けられ、約1ヶ月後に遺灰を受け取りに行くのが一般的な流れです。

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