【葬儀の世界】シンガポールは賑やか

query_builder 2024/01/05
世界の葬儀
シンガポールの国旗

シンガポールは近年急速な経済発展を遂げている国として知られています。
一人あたりのGDPだけならすでに日本を抜いており、東アジア屈指の経済大国と言えるでしょう。
今回は、そんなシンガポールのお葬式について解説していきます。

シンガポールの葬儀は宗教によってさまざま

シンガポールは多民族が暮らす国家です。
一番多いのは中国をルーツとしている「華人」ですが、それ以外にもマレーシア由来の「マレー系」、インド系などさまざまな民族が集まって暮らしています。
そのため、彼らが報じている宗教もさまざまで、シンガポールでは国教を定めていません。
葬儀に関してもそれぞれの宗派が自由に形式を定めているため、これがシンガポール固有の葬儀だ、と呼べるものはないです。
今回は、シンガポールで最も人口が多い華人が奉じている仏教式の葬儀についてご紹介しましょう。

日本とは大違い?シンガポールの葬儀は派手!

仏教式の葬儀は日本でも頻繁に行われているので、シンガポールでも似たような葬儀が行われているのではないかと予想する人もいるでしょう。
もっとも、日本の葬儀ができるだけしめやかに行われるのに対して、シンガポールの葬儀は豪勢に行われるのが一般的です。
まずシンガポールでは、葬儀は七日間にわたって開かれます。
その間葬儀に参列した人々は飲み食いを続け、さらにはゲームなどをして過ごし続けます。
これは仏教における「初七日」という考えに由来したものです。
仏教では亡くなった人の魂は七日かけて三途の川を渡り、あの世へとたどり着くと考えられています。
日本でもこの考え方は取り入れられていますが、七日間も葬儀を開き続けていることはありません。
せいぜい七日目に遺族だけがお寺で法要をあげるくらいでしょう。
それに対して、シンガポールでは故人がこの世に未練を残さずにあの世に渡れるように、遺族たちは陽気に振る舞わなければいけないのです。
もちろんこの間に振る舞われる食事にも制限はないですし、豪勢な料理が提供することも珍しくありません。
また、故人のご遺体が納められる棺桶も豪華に装飾されることがあります。
さらには、数十人の楽団が昼夜を問わず音楽を奏でるのもまたシンガポールならではの特徴とも言えるでしょう。
葬儀で仏教の音楽を流す国は少なくありませんが、シンガポールの葬儀ではポップソングなども遠慮なく流されています。
そのため、シンガポールを訪れた観光客は、街中で開かれている葬儀の様子を見てお祭りか何かが開かれているのだろうか、と野次馬のように眺めることもあります。

まとめ

葬儀は、故人の死を悼みながら過ごすものという固定観念がある日本人の目から見れば、シンガポールの葬儀はあまりに賑やかすぎると考えるでしょう。
もっとも、このような葬儀の在り方も現地の人々が長年考えた末に編み出されたものです。
故人を静かに送り出すか、それとも楽しく送り出すかはそれぞれの自由でしょう。

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