イスラム教のやり方に則しているパキスタンの葬儀
パキスタンは、人口が増え続けていて、インドのように世界的な人口大国になる国とも言われています。
イスラム教徒が多い国でもあるため、その風習に従った葬儀が行われることが基本です。
ここからは、パキスタンの葬儀について詳しくご紹介します。
イスラム教の葬儀をする
パキスタンの葬儀では、イスラム教の風習に則したものを行うのが基本です。
なんとなくのイメージとして、決まりも多く大変そうな葬儀になりそうだと想像する方も多いかもしれません。
しかし、イスラム教に従いつつも、戒律の厳しいやり方をそのまま行うわけではありません。
パキスタンの気候や風土にも合わせて、自分たちが無理なく葬儀できるように変わっています。
意図して変えているわけではなく、長年やっていく中で自然と変わってきている点が多いです。
家族や親戚のみで葬儀をする
日本にある家族葬のように、パキスタンでも家族や親戚単位での葬儀が行われるケースがほとんどです。
もともと知らない人が近所だからという理由だけで参列しなければならないなどの決まりはありません。
男性と女性の差がある
パキスタンでは、男性と女性が学校に通うのは別々と決まっています。
それと同様で、葬儀を行う際に遺体を浄める時には男性は男性、女性は女性と分けています。
これは、風習として伝わっているので、男性が女性を、女性が男性を浄めるということはありません。
火葬は禁じられている
パキスタンの葬儀では、亡くなった方を火葬ではなく土葬します。
火葬のイメージがパキスタンの中では悪く、地獄の業火に焼かれることをイメージしてしまうので行いません。
日本では当たり前の火葬ですが、パキスタンではご法度です。
悲しみの表現にも制限がある
大切な人が亡くなってしまうと、日本の場合は泣き叫んでしまう方もいます。
特に悲しみの表現に制限があるわけではないため日本では問題ありませんが、パキスタンでは泣き叫ぶのは禁止です。
故人を思って悲しむのはまったく問題ありません。
静かに別れを惜しむのが良いとされています。
遺体を長く持たせられない
日本では、亡くなったと確認してから24時間は火葬しないと決まりがありますが、パキスタンではできるだけ早く葬儀を行って土葬しなければならないとされています。
遺体をそのまま長く置いておくのは良くないこととなっているため、急ピッチで葬儀を進め土葬まで行います。
土に埋める時には棺桶に入れず、そのまま亡くなった方を埋葬することが多いです。
皆が土を掘る
パキスタンでは、お墓を造る時にさまざまな方が掘っていきます。
男女関係なく親戚や友人などが皆で協力しながら穴を作っていきます。
掘るのが大変な時には、別途プロに頼んでも問題ありません。
しかしイスラム教の教えとして、お墓を掘るのは良いこととされています。
そのため、皆が自ら掘っています。
まとめ
パキスタンの葬儀は、基本的にイスラム教のやり方に則しているのですが、戒律を厳密に守らなければならないわけではありません。
パキスタンの風土に合うようなやり方で自然に変わってきています。
基本的には土葬で、亡くなったとわかったら時を待たずにすぐ葬儀を行います。
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