日本とは異なるポーランドの葬儀事情

query_builder 2024/06/25
世界の葬儀
ポーランドの葬儀事情

ポーランドは、中東欧にある国で、ワルシャワに首都が置かれています。
世界的に著名な作曲家であり、ピアニストのショパンの故郷として有名です。
ポーランドではどのような葬儀や埋葬が行われているのか見ていきましょう。

葬儀の日程

ポーランドの国民の約95%がカトリック教徒です。
カトリック教徒の場合、葬儀は教会で行われます。
教会では、毎週日曜日に信者が集っての礼拝が行われます。
また、土曜日は教会で結婚式を挙げるケースが多いので、葬儀は土日および祝日を除いた平日に行われるのが基本です。
多くのケースでは、亡くなった日から1週間ほど経過した平日に行われることが多いです。

遺体安置所での冷蔵保存

ポーランドでは、日本のように直ぐに葬儀を行って火葬することはありません。
葬儀は亡くなってから1週間ほど後になります。
その間、遺体をどうするのか気になるのではないでしょうか。
いかにポーランドが気温が低い国とはいえ、遺体が腐敗する虞があります。
ポーランドでは葬儀が行われるまで、遺体安置所で冷蔵保存するのが一般的です。
遺体安置所は、病院や墓地などの近くで設置、運営されています。
病院で亡くなったケースでは、病院が提携する業者に依頼すると、遺体を運んでくれて安置してくれます。
遺体安置所での面会も可能で、カトリック教徒の場合、面会前にロザリオの祈りを唱えるなどして最後のお別れをするケースが多いです。
遺体安置所から教会へ移動するために棺に入れられてしまうと、蓋が閉じられ、顔を見ることはできなくなります。
日本の棺のような小窓は付いていないので、最後に顔を見たいと思っても、教会で葬儀を行う時点では間に合いません。

教会でのミサと墓地での最後の別れ

教会では、葬送の特別なミサが1時間ほどかけて行われます。
その後、墓地へと遺体を運び、参列者も続きます。
遺体は車で運ばれますが、車までの搬送や墓地に到着してから棺を担ぐのは親族ではなく専門の業者です。
お墓の前の寝台に棺を置き、司祭が最後の祈りを捧げます。
業者が4人がかりで棺を運び、ロープをかけて墓の中へと降ろしていきます。
墓の蓋を閉めたら、埋葬は完了です。
参列者が花を捧げることや十字を切って祈るなどし、一連の葬儀が終了します。

お墓は夫婦で

埋葬方法は土葬または火葬で、土葬の割合が7割、3割ほどが火葬となっています。
カトリック教徒の場合、土葬を選ぶ方がほとんどです。
カトリック教では、天国に行けるかの最後の審判を受け蘇るとされていますが、その時に肉体がないと困るという信仰があるためです。
土葬されるお墓は、日本のような先祖代々のお墓やヨーロッパでもよくあるファミリーのお墓ではありません。
ポーランドはお墓は夫婦で入るのが基本です。
生涯独身だった人や未婚の人、配偶者がいない成人が亡くなると1人分のお墓を購入します。
子どもが亡くなった場合は、墓地にある子ども専用のエリアに埋葬されます。

まとめ

ポーランドはカトリック教徒が多く、カトリックの葬儀は一般的には平日に行われます。
葬儀の日まで遺体安置所に移されて冷蔵保存されるのです。
教会でミサを行った後、墓地へと移動し、最後の別れをして土葬されます。
お墓は、日本のような家族や先祖の墓ではなく、夫婦または単身で購入されたものです。

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