ポルトガルの葬儀とお墓の事情

query_builder 2024/06/26
世界の葬儀
ポルトガルの葬儀事情

ポルトガルは、日本とは江戸時代の南蛮貿易などの歴史も深く、カステラは長崎にポルトガルから伝えられたお菓子と言われています。
ポルトガルではどのような葬儀が行われているのか、お墓の事情とともに見ていきましょう。

教会でのミサ

ポルトガルはカトリック教徒が多く、カトリック教徒の方が亡くなった場合は、教会でミサを行い、その後墓地で埋葬する際に最後の祈りを行うのが基本的な葬儀の流れです。
参列者は日本のような喪服の習慣はなく、普段着でやってくるケースがほとんどです。
地味な色の服を着ている人もいるものの、鮮やかなグリーンの服を身に着ける方やジーンズにジージャンといった方もいます。
お香典の文化はありませんが、墓に手向ける花束またはお墓で使うキャンドルを持ってくる人が多いです。
地域によっては花束の代わりにお金を包む風習もあるようで、地域差もあります。

土葬が主流

ポルトガルは土葬が主流です。
教会の墓地や共同墓地などに遺体を棺に入れ、棺ごと埋葬します。
先祖代々使っている墓や家族で使っている墓も多く、棺が多くなると埋葬することができなくなるケースも少なくありません。
年月が経つと、遺体とともに棺も土と化していくため、空いたスペースに入れることや掘り起こして、わずかになった遺骨を納骨所などに納めてスペースを空けるケースもあります。
棺を納める場所を掘り起こす際には、業者が対応しますが、掘り起こす深さを相談して依頼します。
将来のことを考えてダブルで依頼するなど、さまざまなオーダーの仕方もあるようです。
ダブルというと上下に2つの棺を重ねられる深さです。
たとえば、最初に亡くなった夫を埋葬した後、妻が亡くなったら、夫の棺の上に妻の棺を重ねることができます。

火葬や納骨所の選択肢も

カトリックの洗礼を受けていない方は、教会の墓には入れません。
カトリック教徒以外や教会墓地に家族代々の墓を持っていない方の場合、基本は共同墓地で土葬されることになります。
共同墓地は、代々受け継げるお墓とは異なり、期限が設けられており、永代供養ではありません。
共同墓地によって異なりますが、一般的には5年、土質によっては9年などと定められています。
遺体が土に還れるであろう期間が定められます。
期限が来ると棺が掘り起こされてしまい、その後は遺族がどうするかを決めなくてはなりません。
棺を発掘された後どうするかですが、近年では墓地に設けられたロッカー式の納骨所を購入してそこに納めるケースも見られます。
ポルトガルは土葬が主流でしたが、近年火葬ニーズも増えており、地域によっては火葬場が設けられています。
火葬場が近くにあれば火葬という選択肢もありです。
火葬後は、墓地への埋葬か、ロッカー式の納骨所を利用することになります。

まとめ

ポルトガルはカトリック教徒が多く、カトリックの葬儀は教会でミサを行い、墓地での埋葬時に最後のお別れをするのが葬儀の基本スタイルです。
土葬が主流ですが、近年では火葬を選択する方もいます。
お墓は教会墓地のほか、共同墓地、ロッカー式の納骨所もあります。

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