ゆりかごから墓場までスウェーデンの葬儀事情
スウェーデンはゆりかごから墓場までと言われているほど、生まれてから死ぬまで誰もが不安なく暮らせる制度が整う福祉大国です。
スウェーデンでは、どのような葬儀が行われているのでしょうか。
福祉大国スウェーデンにおける葬儀やお墓の事情を見ていきましょう。
福祉大国スウェーデン
スウェーデンは、ゆりかごから墓場まで、つまり生まれてから死ぬまで誰もが不安なく暮らせる制度が整っていると言われています。
もっとも、これは誰もが平等に税金などを負担し合うことを意味し、無償で提供されるわけではありません。
日本に比べ、高額な消費税が課されます。
葬儀や埋葬の面でいえば、税金の一部に約0.3%の墓地税が含まれて、税金が徴収されているのです。
国民がみんなで税金を負担し合う結果として、亡くなった際には居住地における一定の規模の墓地が保証されます。
広さは棺桶が入る大きさです。
居住地以外の墓地を希望する場合、希望する墓地に連絡を取り、墓地が空いていれば無料で提供されます。
埋葬する前には葬儀を行う必要がありますが、葬儀費用については、教会税やスウェーデン教会員の場合は、毎月の会費からそれ以外の方は葬儀費が毎月の給料から天引きされる仕組みです。
日本で社会保険料が給与から天引きされるのに似た形式です。
スウェーデン教会とは、かつてのスウェーデンの国教にあたります。
現在では、政教分離に伴い国教ではなくなっていますが、国民の約8割はスウェーデン国教会を信仰しています。
葬儀費用額は所属している教会によって違いがありますが、国民全体の平均では0.22%ほどです。
葬儀費用を払うことで、亡くなった際に遺体の安置代や一定範囲での移動費用、葬式会場代、火葬または埋葬費用、25年間の墓地代などが無料になります。
スウェーデンの葬儀はすぐには行われない
日本では、人が亡くなるとすぐに通夜、告別式が設定されるケースがほとんどです。
一方、スウェーデンでは亡くなってから2週間~3週間ほど経って行われるケースがほとんどです。
その間、遺体はどうするのかというと、棺に納められて遺体安置所で冷蔵保管されます。
棺に入れられてしまうと顔を見ることができなくなるため、日本のような最後のお別れのチャンスが少ないと言えます。
教会でのミサ
人が亡くなると、所属する教会や葬儀を予約した近所の教会で、亡くなった翌日か翌々日の午前10時にお祈りの鐘が鳴らされます。
新聞のファミリーページにも葬儀の情報が掲載されるのが一般的です。
ミサは30~40分ほどで終わり、土葬を選択した方は、そのまま指定されている市民墓地へ移動し、お花を投げ入れて埋葬されます。
スウェーデンのお墓は、国の制度によって与えられるので1人1つの個人墓が基本です。
最近は都市部を中心に火葬を選択する人が増えており、土葬は2割程度にとどまっています。
埋葬が終わると、近くのカフェなどで茶話会をすることや軽食会が催されます。
まとめ
スウェーデンは、福祉大国として税金や葬儀費用を納めておくことで、葬儀費用や墓地、埋葬費用などが無料になります。
葬儀は数週間経過してから行われるのが一般的です。
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