ザンビアの葬儀はどのように行われている?

query_builder 2024/07/11
世界の葬儀
ザンビアの葬儀事情

ザンビアは、アフリカの中では政治的に安定しており、最も平和な国の一つとして世界的にも評価を受けています。
北部は世界的な産銅地帯があり、銅をはじめ、コバルトや亜鉛などが産出されます。
こうしたザンビアの葬儀事情を見ていきましょう。

ザンビアの特徴

ザンビアは、73の部族、40種以上の言語があるとされ、圧倒的多数派の部族がいないので、部族間の大規模な紛争が起こりにくく、アフリカの中では平和な国とされています。
銅やコバルト、亜鉛などの鉱物資源に恵まれていながら、鉱業に依存した経済からの脱却を目指しています。
非鉱物製品の開発政策に取り組んだ結果、貿易量も増え、経済の多様化が図れるようになってきました。
一方で、産業発展に欠かせない交通網や電力といった社会インフラはまだ十分に整っておらず、給水衛生施設や医療、教育分野も成長していません。
そのため、地方の農村部を中心に依然として貧困率は高い水準にあるのが実情です。

ザンビアでは葬儀が重要な行事

ザンビアでは、結婚式などの冠婚葬祭の行事の中でも、葬儀が重要な位置付けになっています。
村人や職場の同僚、その家族などに不幸があれば、多くの人が駆け付けます。
なぜかというと、葬儀に多くの人が参列しないと、生前に人望がなかったとはいえ恥ずかしいからです。
自分が死んだらどれだけの人が来たかもわからず、死んでいる以上恥ずかしい思いもしないわけですが、自分が死んだ時にも多くの人に参列してもらえるよう、近しい人の葬儀には参列しておくことがポイントです。

寝ずの通夜と葬儀

ザンビアでは、葬儀の前夜から人が集まり、寝ずに歌ったり、楽器を奏でたり、大泣きしたり、語り合いながら過ごします。
大泣きというのは、葬儀の演出をするのに欠かせない泣き役であるケースも少なくありません。
明け方まで騒ぎが続き、朝が開けると、お昼前には葬儀がスタートします。
席は男女別に設けられ、女性はチテンゲと呼ばれる民族衣装の布を腰に巻くのが一般的です。
日本のように黒ではなく、手を合わせた絵がデザインされた青いチテンゲなどが用いられます。
キリスト教徒の場合は聖書が読まれたり、讃美歌などが謳われたりします。

埋葬

墓地へと向かう際は、トラックの荷台に棺を乗せ、その周りに多くの人が乗り込み、歌を歌うことや太鼓をかき鳴らしながら、賑やかに通りを走ります。
日本人から見れば楽しいお祭りにしか見えません。
墓地に着くと、若者たちが中心になって手作業で深い穴を掘り、そこに棺を納めます。
男性陣が土をかけると、女性たちが手で叩いて土を固めていきます。
最後に、親族など故人と近しい関係の人から順に花を供えて葬儀は完了です。

まとめ

ザンビアでは、葬儀に多くの人が参列しないのは恥という考え方があり、自分の時も来てもらえるようにと、葬儀には積極的に参列します。
前夜から集まり、楽器を弾くことや歌を歌いながら葬儀が行われ、親族や参列者らの手で土葬されます。

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