アルバニアの葬儀の流れやマナーなどを紹介

query_builder 2024/05/28
葬儀コラム一覧
アルバニアの葬儀事情

アルバニア共和国(Republic of Albania)は、東南ヨーロッパのバルカン半島に位置する国です。
国土は四国の1.5倍ほどの広さで、約276万人が暮らしています。
アルバニアの葬儀の流れ、参列時の服装やマナーなどをご紹介していきます。

アルバニアの宗教は「イスラム教」が約6割

アルバニアで葬儀に参列する際には、宗教を確認しておいたほうが良いでしょう。
アルバニア国内で信仰されている宗教は、イスラム教、ローマカトリック、正教会などがあります。
このうちで、最も信者が多いのはイスラム教です。
国民の57%がイスラム教を信仰しています。
ちなみに、ローマカトリックは10%、正教会は7%です。
アルバニアでは、もともとキリスト教が信仰されていましたが、オスマントルコの支配下だった頃にイスラム化が進みました。
イスラム教を信仰している人がとても多い国なので、アルバニア共和国で葬儀に参列する場合は、イスラム教式となるケースが多いでしょう。

アルバニアの葬儀の時期や流れ

ここでは、アルバニア共和国で多数派となっているイスラム教の葬儀の流れをご紹介していきます。

葬儀の流れ

イスラム教徒が亡くなると、共同体のメンバーに死亡の連絡が伝えられます。
イスラム共同体のメンバー全員で、亡くなった人を送り出すのがイスラム教の葬儀の特徴です。
葬儀の流れは、「礼拝」「埋葬」「葬式」の順で執り行われるのが一般的です。
亡くなった人は、礼拝堂のモスクへ運ばれます。
ご遺体を安置する際には、イスラム教の聖地であるメッカに向けます。

イスラム教の埋葬方法は土葬

イスラム教では火葬が禁じられているため、ご遺体の埋葬方法は土葬が基本となっています。
イスラム教にとっての死は通過点であって、終わりではありません。
最後の審判を迎えたら復活して天国へ行くと考えられているため、火葬にはしないのです。
そのため、アルバニアでの埋葬は、故人様がイスラム教の信者だった場合であれば、土葬となるケースがほとんどでしょう。
礼拝が終わると、埋葬へと進みます。
棺を運ぶ役割を担うのはイスラム教の男性です。
埋葬が終わった後は、再びモスクへ戻り、葬式を執り行います。

アルバニアの葬儀のマナー

イスラム教徒以外は、親族や親しい友人であっても、原則として葬儀には参列できません。
イスラム教徒でない参列者は、モスクの後方から礼拝を見守ることになります。
イスラム教徒以外の人が勝手に参列するのはマナー違反となりますので気を付けましょう。
また、イスラムでは死は天国へ行くための準備期間だと考えられているため、葬儀で泣くの好ましくないとされています。
悲しみの感情を出しすぎないように注意したほうが良いでしょう。

葬儀参列時の服装

葬儀に参列する際には、喪服やダークスーツなどを着用するのがマナーです。
日本のような香典の習慣がありませんので、お金を用意しなくても特に問題はありません。

まとめ

アルバニアで葬儀に参列する時は、宗教を確認しておく必要があります。
イスラム教を信仰している人が多い国であるため、イスラム教式での葬儀に参列するケースが高いでしょう。
なお、イスラム教の葬儀では、イスラム教以外は参列できません。
葬儀に参列する際には、喪服やダークスーツなどのきちんとした服を着用して、悲しみの感情をあらわにしないようにするのがマナーです。


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