お布施の本来の意味とは なぜ「お気持ちで」と金額が伏せられるのか

query_builder 2023/11/25
葬儀の費用
お坊さんのイラスト

葬儀や法事の際、僧侶へお渡しするお布施。その意味や、金額がはっきりとしない理由など、疑問を持たれることが多い文化です。

今回の記事では、本来のお布施の意味や「お気持ちで」と金額を曖昧にされてしまう理由などを解説していきます。

お布施の意味

お布施は、読経や戒名をいただいた際などに僧侶へ支払う謝礼のことです。僧侶にお渡ししたお布施は、主に寺の維持・管理・運営費などに当てられています。

ただ、厳密にいうと布施には深い意味があります。本来、布施とは仏教における6種の修行のひとつです。
※六波羅密という、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の6種の修行。

布施の意味としては、主に以下の2つが挙げられます。

・僧に衣服や食べ物、金銭などを施すこと(財施)
・財施に対して、僧が説法で報いること(法施)

現在、一般的にお布施というときは財施を指しますが、本来はお坊さんからの儀式・説法なども「布施」なのです。

お布施の「お気持ちで」の意味

お布施をどれくらい払えばいいのか尋ねた際、お坊さんから「お気持ちで」と返されて困った方も多いのではないでしょうか。実はこの「お気持ちで」という言葉は、お布施の意味を理解するうえで重要な表現となります。

お坊さんもただ慎み深く「お気持ちで」と答えているのではなく、金額を答えてしまうと「お布施」ではなくなってしまうため、具体的に答えられないのです。

その理由は、お布施はサービスに対する対価ではなく、喜捨の精神で行うものだからです。本来の順番で言えば、人々が自発的にお布施を行い、僧は葬儀での読経などで報いるという流れになるのです。

仮にお坊さんが「読経のお布施は3万円です」と言えば、「読経を行うために3万円を受け取る=読経というサービスを3万円で販売する」という意味になってしまいます。これでは本来のお布施の意味から逸脱してしまうため、どうしても「お気持ちで」という表現になってしまうわけです。

このことから、厳密にはお布施のことを「読経料」や「戒名料」と呼ぶのは誤りとなります。

お布施の金額の確認方法

お布施は具体的な金額を提示できないものですが、やはり金額がわからないのは不便です。

お布施は宗派や地域、お坊さんに行ってもらう儀式などによって、金額が異なります。また、インターネットでの情報は首都圏の相場が基準となっているため、地方の相場とは開きがあるという指摘もあり、注意が必要です。

お布施の金額を確認するための方法をいくつか紹介します。

親戚に尋ねる

昔はムラ社会のなかで「これくらい包むもの」と暗黙のうちに共有され、受け継がれていました。

菩提寺へのお布施を包む場合、お寺との付き合いの長い親戚、高齢の親戚に尋ねることで確認できるでしょう。

地域の葬儀社に尋ねる

地域に根ざした葬儀社であれば、その地域のお布施の相場を把握しています。葬儀の準備段階で、担当者に確認しておくと安心です。

お寺での聞き方を変える

お坊さんへ「お布施はいくらですか」と尋ねても、「お気持ちで」と返さざる得ないと解説しましたが、聞き方を変えることで答えを得られる場合があります。

例えば「他の檀家さんはどうされていますか」と尋ねることで、答えやすくなるという意見があります。必ずしもすべてのお坊さんが回答してくれるわけではありませんが、聞き方を変えることで答えやすくなる場合があります。

お布施の渡し方

お布施の渡し方には、様々な独特のマナーがあります。

奉書紙か白封筒で包む

お布施は奉書紙か白封筒で包むのがマナーとされています。奉書紙とは、楮を原料とした、厚手で純白の高級紙です。礼式文書や儀式時の包飾に用いられます。

〈奉書紙で包む際の手順〉
・お札を中袋に包む

・中袋を奉書紙の裏面(ざらざらとした面)の中央からやや左寄りに置く

・左、右、下、上の順に折る

〈白封筒でお渡しする場合〉
白封筒は郵便番号の記入欄などがない無地のもので、とくに二重になっているものは避けましょう。葬儀では不幸が続くことを連想させる「重ね言葉」を避けるのがマナーですが、同じく封筒も二重構造となっているものは避けたほうが無難とされます。

水引は不要

香典で用いられるため、お布施にも水引付きの封筒を使ったほうがよいと思われるかもしれませんが、通常の封筒で問題ありません。

水引は魔除けとして不幸を払う意味合いで弔事に用いられますが、僧侶に不幸があったわけではないので、水引は必要ないのです。

袱紗か切手盆を使って渡す

お布施をお渡しする際のマナーとして、「袱紗に包んだ状態で、僧侶の前で取り出して渡す」「切手盆にのせて渡す」という作法が推奨されています。封筒に入れたまま直接お渡しするのは避けたほうがよいでしょう。

〈袱紗に包む〉
奉書紙または白封筒に入れたお布施は、袱紗に包んで持ち運びます。袱紗とは儀礼用の絹などの柔らかい生地の布で、冠婚葬祭でお金を包む際に用いられます。

〈切手盆に乗せて渡す〉
僧侶の前で袱紗からお布施を取り出したら、そのまま手渡しをするのではなく、切手盆に乗せてお渡しします。なお、切手盆がない場合は、畳んだ袱紗の上に乗せて渡しましょう。

お布施を渡すタイミング

お布施を渡すタイミングに決まりはありません。一般的には、葬儀や法事が始まる前に渡す場合が多くなっています。

ただ、儀式のあとでも問題はないので、慌てずに感謝の言葉とともにお渡ししましょう。

まとめ

お布施を読経や戒名の代金(サービス料)と考える方が多いと思いますが、それは厳密に言うと本来のお布施の意味合いから逸れています。

こうしたお布施の意味の取り違いから、お布施の金額について「お気持ちで」という言葉ですれ違いが生まれるというわけです。

渡し方のマナーなどを含めて、お布施は非常にわかりにくいものです。弊社「とむらび」では「僧侶の手配サービス」も行っており、お布施の金額なども明瞭にお伝えいたします。

お布施について不安を覚えたら、「とむらび」までお気軽にご相談ください。




筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦


花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が葬儀業界歴20年の中で感じていた『ご遺族に寄り添った葬儀・お葬式を低価格提供し、故人様らしい花祭壇で彩るサービスをしたい。』との思いから、2014年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。

※川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。

併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。

それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。
おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。



葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
運営会社:株式会社ヒライ 
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川崎市宮前区有馬9-3-14 弥生ビル1F

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