葬儀と告別式の違いは?式の流れやマナー、注意点を解説

query_builder 2023/11/25
葬儀の流れ
告別式イラスト

訃報が届くとき、通夜の案内のほかに「葬儀」や「告別式」と表記されていることがあります。
参列するにあたって、葬儀と告別式は同じものなのか、その違いについてわからない方もいるのではないでしょうか。


葬儀と告別式は、まとめて執り行うケースが増えてきましたが、本来の意味合いは異なるものです。


そこで本記事では、葬儀と告別式について、以下の点を解説します。


・葬儀と告別式について
・葬儀と告別式の違い
・葬儀と告別式の流れ
・葬儀と告別式のマナー


葬儀と告別式の違いや流れ、マナーなどを解説しますので、参列する際の参考にしてください。

葬儀とは

葬儀とは、故人をとむらい、冥福を祈る宗教的な儀式を指します。
家族や親族などが参加し、故人をあの世へ送り出すための場です。


葬儀の内容は宗教や宗派によって異なりますが、読経や授戒、引導などの儀式が宗教者によって執り行われます。


故人をこの世からあの世へ送り出す「宗教的儀式」の意味合いが強いのが特徴です。

告別式とは

告別式とは、故人に別れを告げるための儀式を指します。
家族や親族以外にも、故人とゆかりのあった人たちが参加し、故人との別れを惜しむ場です。


宗教的な要素はないため、喪主が中心となって式を執り行います。


お別れの場としての「社会的儀式」といった意味合いが強いのが特徴です。

葬儀と告別式の違い

葬儀と告別式の説明でお伝えしたとおり、両者には以下のような違いがあります。


・葬儀:宗教的な儀式
・告別式:社会的な儀式


葬儀と告別式は同じであると混同されがちですが、本来の意味合いは異なるのです。


もともとは上記の違いから別々に行われていた両者ですが、近年では葬儀の簡略化や無宗教で葬儀を行う人が増えてきたこともあり、葬儀と告別式を区別せずにまとめて行うケースが一般的になりつつあります。


そのため、訃報のお知らせでは、葬儀と告別式を明確にせず「葬儀告別式」としたり「告別式」のみで記載したりすることも増えています。

葬儀・告別式の流れ

葬儀と告別式はまとめて行われることが多いため、葬儀のあと、そのまま告別式へ移ることが一般的です。


葬儀と告別式にかかる時間は、あわせて1〜2時間程度です。
開始時刻は会場の空いている時間や火葬できる時間によって変動します。


訃報をしっかり確認し、遅れないように会場へ向かいましょう。


ここでは、仏式の葬儀と告別式の一般的な流れを紹介します。
葬儀と告別式の流れは、以下の通りです。


1.受付
2.宗教者入場
3.読経・引導
4.弔事・弔電
5.読経・焼香
6.宗教者退場
7.別れの儀(花入れ・釘打ち)
8.出棺


それぞれ見ていきましょう。

受付

会場に到着したら、まずは入口で受付を済ませます。
受付では芳名帳に氏名・住所・連絡先を記入し、香典を渡します。


香典は、通夜の参列時に渡している場合は不要です。
通夜で香典が用意できなかった場合は、葬儀・告別式に持参しましょう。


受付を終えたら式場内の所定の椅子に着席し、開式まで待期します。

宗教者入場

開始時刻になると、葬儀スタッフから開式の案内があり、宗教者が入場します。
起立して宗教者をお迎えし、合掌礼拝とともに葬儀がはじまります。

読経・引導

宗教者による読経がはじまります。
読経の時間は宗旨・宗派によって異なりますが、およそ30分前後です。


読経とともに、授戒や引導が行われます。
宗旨・宗派によってはこれらを行わないところもあります。

弔辞・弔電

読経後、弔辞が読み上げられます。
弔辞は、故人と親しい関係にあった人が、故人との思い出やお別れの言葉を述べます。


弔辞が終わると、続けて葬儀スタッフが弔電を紹介します。
弔電は数通を全文奉読し、残りは名前のみ読み上げます。

読経・焼香

弔辞・弔電の奉読が終わると、再び宗教者による読経がはじまります。
読経中に葬儀スタッフから焼香の案内が入ります。


案内に従って焼香台へと進み、焼香を行います。
焼香は喪主からはじまり、遺族や親族が行ったあと一般参列者へと移ります。


焼香の際は、同時に故人の冥福を祈りましょう。
焼香後、喪主や遺族に黙礼し席に戻ります。

宗教者退場

参列者が焼香を済ませ、読経が終わると、宗教者が退場します。
合掌礼拝し、起立で宗教者をお送りします。


宗教者の退場をもって閉式となります。

別れの儀(花入れ・釘打ち)

閉式後、お別れの儀へと移ります。


参列者全員で棺の中に花を納めていきます。
花入れは故人に語りかけ、冥福を祈る最期の時間となりますので、心残りのないようにお別れしましょう。


花入れが終わると、全員で手を添えて棺に蓋をします。
宗旨や宗派、地域によってはその後、棺の蓋に釘打ちをします。


蓋を閉じた後は全員で合掌することが多いです。

出棺

別れの儀のあとは出棺の準備へと移ります。
遺族や親族など複数人で棺を霊柩車まで運びます。


宗教者が先頭に立ち、その後喪主や親族、参列者と続いて霊柩車へと向かいます。
出棺は参列者全員で見送りましょう。


霊柩車が火葬場へ向かう準備が整ったら、合唱と黙礼により故人の冥福を改めて祈ります。
一般の参列者は、出棺を見送ったら散会となります。

葬儀・告別式のマナー

  • 葬儀・告別式は、故人と最期のお別れをする大切な儀式です。
    故人や遺族に弔意を示すために、マナーを守って参列しましょう。


    ここでは、葬儀・告別式の服装と持ち物、注意点について紹介します。

服装

服装は、男性女性ともに略礼服で参列するのがマナーです。


以下が、男性と女性、子どもの服装例です。


【男性】
・ブラックスーツかダークスーツ
・ワイシャツは白色・無地
・ネクタイや靴、靴下は黒色・無地


【女性】
・黒かそれに近い色のワンピースやアンサンブル、スーツ
・インナーやストッキング、靴は黒色
・アクセサリーは派手なものを避ける(真珠の一連ネックレスやピアスは可)


【子ども】
・学校の制服があれば制服
・制服がなければインナーは白、上着やズボンは黒か落ち着いた色合いで揃える
・派手な色やキャラクター入りのものは避ける

持ち物

葬儀・告別式では、以下の持ち物を準備しましょう。


【数珠】
仏式の多くで必要となります。
数珠の種類や持ち方は宗派によって異なりますが、必ずしも喪家に合わせる必要はありません。


【ハンカチ】
黒やそれに近い落ち着いた色のものにします。
袱紗(ふくさ)がない場合は代用可能です。


【袱紗(ふくさ)】
香典を持参する際に必要になります。
受付で袱紗から出して渡すのが一般的なマナーです。


【香典】
葬儀・告別式のみに参列する場合は、持参するのが望ましいです。
故人の供養や遺族を援助する意味合いがあります。

注意点

最後に、葬儀・告別式に参列するときに、気をつけたいポイントを3つ紹介します。


【香典】
香典として包む紙幣は、新札以外のものを使いましょう。


新札は死を準備していた印象を与えるため好ましくありません。
使用済みの紙幣を用意できない場合は、新札に折り目をつけて包みます。


また、包む金額は「死」や「苦」を連想させる「4」や「9」は避けたほうがよいとされています。


【忌み言葉】
参列する場では、死や不幸を連想させるような忌み言葉は避けましょう。


死に関する直接的な表現はもちろんのこと「たびたび」や「重ね重ね」など、不幸ごとを連想させるような表現も使わないようにします。


お悔やみの席では、遺族や親族に対し配慮ある言葉遣いを選ぶことが大切です。


【私語】
葬儀の会場では私語も避けるのがマナーです。


会場では、久しぶりの友人や知人に会うことがあります。
積もる話もあるでしょうが、ここでも遺族や親族に対しての配慮を忘れてはいけません。


黙礼や軽いあいさつ程度にとどめ、どうしても話がしたい場合は、式が終了して会場から出たあとにしましょう。

まとめ:川崎市・宮前区の葬儀・告別式の相談はとむらびへ

本記事では、葬儀と告別式について、以下の点を解説しました。


・葬儀と告別式について
・葬儀と告別式の違い
・葬儀と告別式の流れ
・葬儀と告別式のマナー


葬儀・告別式は、故人と最期の別れを惜しむ大切な場になります。
参列の際は、式の流れやマナーをおさえ、心を込めて故人をお見送りしましょう。


川崎市、宮前区の葬儀については、とむらびにご相談ください。
葬儀や告別式をはじめ、ご逝去から火葬まで、すべてワンストップでお引き受け可能です。


宮前区にある神奈川サロンでは、葬儀の事前相談を受け付けております。
見積もりをお出しし、事前に葬儀の費用を把握することも可能です。


24時間365日、いつでもご連絡可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。





筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦


花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が大手花屋時代に感じた『葬儀を低価格で、ご遺族に寄り添ったお葬式を提供したい。花祭壇を低価格で、故人を沢山のお花で彩るサービスをしたい。』との思いから、2016年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。
併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。
それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。

葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
運営会社:株式会社ヒライ 
相談サロン:〒216-0003 神奈川県川崎市宮前区有馬9丁目3-14 弥生ビル 1F
フリーダイヤル:0120-974-806 24時間 受付 365日対応
TEL:044-750-8543 FAX:044-750-8544 【事前相談無料】
最寄駅:東急田園都市線【鷺沼駅から徒歩10分】Google Maps

川崎市・横浜市・東京都のお葬式、葬儀は花で彩るお葬式「とむらび」に相談ください。
家族葬、一日葬、一般葬、火葬式、直葬など様々な葬儀プランをご提案しており、葬儀費用や価格について相談・質問を承っております。

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