出棺時の流れやマナー 葬儀の前に確認しておきたいお別れ花や副葬品

query_builder 2023/12/14
葬儀のマナー
火葬イラスト

葬儀後の告別式で行われる、故人との最後のお別れでの副葬品や出棺時のマナーについて解説していきます。

出棺の流れ

出棺とは、葬儀後に故人を火葬場へ送り出すことで、故人へ直接お別れを言える最後の機会となります。

出棺時にもいくつかのマナーや習わしがあるため、戸惑うことがないよう流れとともに押さえておきましょう。

なお、この記事では首都圏近郊の風習をもとに解説していきます。

別れ花・副葬品

葬儀が終わり、棺を運び出す前に故人様との最後のお別れを行います。このとき、「別れ花」と呼ばれる生花を故人の周りに飾ります。

生花は菊や百合などを用いることが多いですが、故人や遺族の希望があれば種類は問いません。

また、このときに併せて副葬品を納棺します。副葬品とは、故人とともに棺へ納める生前の愛用品や思い出の品のことです。火葬場で認められるもの(燃え残るものは原則として禁止)に限られ、写真や手紙などが一般的です。

判断が難しい場合は、事前に葬儀社または火葬場に相談しておけば安心です。

釘打ち

最後のお別れが済んだら、棺に蓋をして釘を打ちます。これを「釘打ち」といいます。

釘打ちは基本的には葬儀社が行い、ご遺族が一人2回ずつ小石や小槌で釘を打ち込みます。釘を打つふりなどで済ませる場合もあり、昨今では釘打ち自体を省略することもあります。

出棺

棺を霊柩車に乗せます。棺は想像以上に重量があるため、ご遺族の男性6名以上で運ぶのが一般的です。参列者が少ない場合、葬儀社のスタッフがお手伝いします。

このとき、霊が帰ってこないようにご遺体の足側が前方となるよう運び出すのが習わしとなります。

また、喪主は男性でも棺ではなく位牌を持ち、次に故人と関係性の深い遺族が遺影を持つのが一般的です。

出棺の挨拶

棺を霊柩車に乗せたあとは、喪主が会葬者に向けて挨拶を行います。多くの場合、屋外での挨拶となるため、簡潔に済ませるのが基本となります。

ポイントは、以下のような事柄を押さえることです。
・会葬へのお礼
・故人の人柄などが伺える思い出
・変わらぬ交流のお願い

火葬場への移動

火葬場へは基本的に親族のみで向かいます。小規模の葬儀で故人の親しい友人などが参列している場合は、そのまま火葬に立ち会っていただく場合もあります。

喪主が霊柩車に同乗する以外は、とくにルールはありません。タクシー・マイクロバスを手配する場合や、各々が自家用車で向かう場合もあります。

出棺にまつわる言い伝え

出棺には地域によって様々な言い伝えや習わしがあります。ここでは、その一部について解説していきます。

窓や縁側から出棺する

自宅で葬儀を執り行う場合、窓や縁側から出棺する習わしがあります。

葬儀は非日常の出来事であり、「逆さごと」のように普段とは逆のことや、普通は行わないことをして、日常との区別を図ることがあります。通常の出入口である玄関は、あえて用いないというわけです。

愛用の品を壊す

出棺の際、故人が生前に愛用していた茶碗を割るという文化があります。

これには「霊が家に戻ってこないようにするため」という説や、「この世の品を破壊することで、あの世で使えるようになる(逆さごと)」といった説があります。

親は火葬場に行かない?

子どもが親よりも先に亡くなってしまった場合(「逆縁」と言います)、親は火葬場に行かないという風習があります。

ただ、この風習は精神医学的に推奨されないといわれています。悲しみから遠ざけることで心の傷と向き合う機会を失い、傷が癒えないままになってしまう恐れがあるためです。

風習や習俗のなかには、現代においてはそぐわないものも存在します。ご高齢の親族が故郷の風習を強制し、トラブルに発展することも少なくありません。皆が納得できる葬儀となるよう、事前の確認が大切になります。

まとめ

出棺時にも別れ花や釘打ちなど葬儀ならではの作法があり、喪主は事前に出棺時の挨拶を考えておくなど、事前の準備は欠かせません。

別れ花や副葬品などを含めて、葬儀社への生前相談で事前に確認しておくと安心して葬儀を執り行えます。「とむらび」では24時間365時間対応で、生前相談も無料で承っています。些細なことでもお気軽にご相談ください。



筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦


花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が大手花屋時代に感じた『葬儀を低価格で、ご遺族に寄り添ったお葬式を提供したい。花祭壇を低価格で、故人を沢山のお花で彩るサービスをしたい。』との思いから、2016年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

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