遠方者の葬儀への交通費は誰が負担する? コロナ禍で変わる参列事情とは

query_builder 2023/11/12
葬儀の費用
葬儀の焼香イラスト

葬儀への参列のため、遠方から長距離移動することは珍しくありません。その際に必要となるのが、交通費と宿泊費です。

この葬儀に参列するための交通費と宿泊費は、遺族と参列者のどちらかが負担すべきなのでしょうか。

今回は喪主を務める前に知っておきたい、遠方から葬儀に参列してもらう際のマナーについて解説していきます。

コロナ禍で変わる遠方からの参列事情

新型コロナウイルスの感染拡大によって、都道府県を越境する移動は自粛するよう呼びかけられました。そのため、コロナ禍では遠方の親族や友人には参列を求めない(参列を自粛する)ことがマナーになりつつあります。

とくに地方の感染状況が緩やかな地域では、首都圏からの来訪者を歓迎しない雰囲気もあるといいます。

コロナ禍が続く限りは、遠方での葬儀への参列を控えるのもマナーといえるかもしれません。

遠方から葬儀に参列する際のお金

遠方から葬儀に参列する際の交通費と宿泊費について、解説していきます。

交通費・宿泊費は参列者負担

遠方から葬儀に参列してもらう際の交通費と宿泊費は、参列者自身で支払うのがマナーとされています。

結婚式では遠方から参加してもらう際、新郎・新婦が交通費を負担するのがマナーとなっていますが、葬儀では以下のような理由から参列者自身の負担となります。

・葬儀は「招く」という意味合いが薄い
・大切な人を失い、多額の葬儀費用が必要となる遺族に負担をかけない

ただ、喪主や遺族が交通費・宿泊費を負担してはいけないわけではありません。

例えば、遠方に住んでいる若い孫に参列してほしいと考えた際、新幹線や飛行機のチケットを手配して、金銭的な負担が掛からないようにするのも年長者の気配りといえるでしょう。


宿泊場所の手配は喪主側が行うことも

費用を出す必要はなくても、宿泊場所の手配は喪主・遺族側が行うほうがよいといわれています。

遠方に住む参列者には土地勘がないため、現地を把握している人が斎場へのアクセスなどを踏まえて手配したほうがスムーズだからです。

宿泊施設のグレードについては、参列者に相談してもマナー違反とはなりません。いくつかの候補を提示して選んでもらうのもよいでしょう。

喪主・遺族も式場周辺の土地勘がない場合は、依頼している葬儀社に相談してみましょう。ほとんどの葬儀社は、斎場周辺の宿泊場所を把握しています。

遠方からの参列者へのお返し

遠方から参列してくださった方に対して、「何らかのお返しをしたほうがよいか」「香典は辞退したほうがよいか」と考える方は多いと思います。ただ基本的には、遠方からの参列者に対する特別な対応は必要ありません。

香典の辞退については、特定の方だけ香典を辞退するのはかえってマナー違反になります。香典は弔意としてご用意していただいたものですから、しっかりとお気持ちを受け取りましょう。

感謝の意を示したい場合は、葬儀後にお歳暮やお中元などを贈るのが一般的です。

遠方の方には訃報を流さない選択も

家族葬で葬儀を執り行う場合、遠方の親族・友人には訃報を流さないことも選択肢の一つとなります。

近年では家族葬や直葬(火葬式)など葬儀の小規模化が進み、葬儀にどこまで(だれまで)呼ぶかがよく議論になります。

現状、家族葬に「どこまで呼ぶか」のルールはなく、訃報を流す範囲は喪主や遺族の判断に任されています。多くの場合は「親等」や「人数」などを基準としますが、物理的な距離も重要な基準となります。

とくにコロナ禍においては、「遠方に住む親族には参列を求めない」ことも配慮といえるでしょう。
※家族葬でどこまで呼ぶかについては「家族葬ではどこまで呼べばいい? 民法での「親族」や参列者数の定義を解説」にて詳しく解説しています。

遠方のため葬儀に参列できない場合

参列者側の立場で、遠方のため都合がつかず、葬儀に参列できない場合について考えてみます。

やむを得ず参列を断る場合は、訃報からできるだけ間を空けずに喪主へ連絡しましょう。基本的に理由を細かく伝える必要はなく、「どうしても都合がつかず……」といった言い方で問題ありません。

なお、葬儀に参列できない場合、以下のような弔意の示し方があります。

・弔電を打つ
・香典を郵送または他の参列者に預ける
・供花を送る
・日を改めて弔問する

ただ近年では、供花や香典を辞退する葬儀も増加しています。このような場合は、弔電や日を改めた弔問を行うとよいでしょう。

まとめ

近年、葬儀の形式は大きく変化しており、家族葬や直葬(火葬式)など、ごく身近な親族のみで葬儀を済ませる傾向にあります。加えてコロナ禍という情勢もあり、葬儀への遠方からの参列は控えられているのが現状です。

喪主の立場からすると、遠方の親族に訃報を流すかどうかも悩みどころになるでしょう。このような葬儀にまつわるお悩みや不安がありましたら、お気軽に「とむらび」までご相談ください。後悔のないご葬儀となるよう、経験豊富なスタッフがサポートさせていただきます。



筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦


花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が葬儀業界歴20年の中で感じた『ご遺族に寄り添った葬儀・お葬式を低価格提供し、故人様らしい花祭壇で彩るサービスをしたい。』との思いから、2016年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。

川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。

併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。

それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。
おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。



葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
運営会社:株式会社ヒライ 
相談サロン:〒216-0003 神奈川県川崎市宮前区有馬9丁目3-14 弥生ビル 1F

24時間 受付 365日対応
【事前相談無料】
TEL:0120-974-806
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最寄駅:鷺沼駅から徒歩10分
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