葬儀における火葬とは?流れや順番、注意点を解説

query_builder 2023/11/25
葬儀の流れ
火葬のイラスト

葬儀の最後の儀式ともいえるのが火葬です。
日本では、ほとんどのケースで遺体が火葬されます。


しかし、火葬に立ち会う機会も少なく、火葬がどのように行われるのかわからない方も多いでしょう。


本記事では、葬儀における火葬について、以下の点を解説します。


・火葬について
・火葬と葬儀の順番
・火葬の流れ
・火葬の注意点


火葬の流れや注意点について解説しますので、火葬に同行する際の参考にしてください。

火葬とは

火葬とは、遺体を焼却し遺骨を葬る葬法です。
故人の遺体を焼却し、遺骨を骨壷におさめ、お墓に葬ります。


火葬は、さまざまある葬法のなかのひとつです。
かつて日本では、遺体を土に埋めて葬る土葬が活発に行われていました。


しかし、衛生面や埋葬地確保の観点から、明治時代以降に火葬へ移行していったようです。
今では火葬率が99%を超え、日本で主流の葬法となっています。


ちなみに、火葬のことを「荼毘に付す」(たびにふす)といいますが、これは遺体を焼いて弔うことを意味する仏教用語です。

火葬と葬儀の順番

火葬と葬儀は同じ日に行われることが多いです。


「亡くなってから24時間以内に火葬してはならない」と法律で定められているため、一般的には葬儀とあわせて火葬が行われます。


ただし、火葬には、葬儀のあとで行う「後火葬」と葬儀の前に行う「前火葬」の2種類があり、どちらで行うかは地域により異なるため注意が必要です。


全国的には「後火葬」が多いですが、参列者が葬儀場へ向かうまでに時間を要する山間部の地域や、遺体の腐敗が進行しやすい温暖な地域では「前火葬」が行われることもあります。


「前火葬」は、北海道や東北地方、九州地方など一部の地域で見られる風習のため、ご自身の地域が「前火葬」に該当するか確認したい場合は、葬儀社や親戚に聞いてみるとよいでしょう。

火葬の流れ

ここでは、火葬の流れについて解説します。


火葬の流れは以下の通りです。


・火葬場へ移動
・火葬許可証の提出
・納めの式
・火葬
・骨上げ
・埋葬許可証の受取


順番に見ていきましょう。

火葬場へ移動

葬儀・告別式を終え出棺したあと、火葬へ同行する人は一緒に火葬場へと向かいます。


喪主は霊柩車、遺族や宗教者はハイヤー、親族やそのほかの参列者はマイクロバスで順に列をなして移動します。

火葬許可証の提出

火葬場に到着したら、火葬許可証を提出します。
この火葬許可証がないと火葬ができないため、管理には注意が必要です。


火葬許可証は、市区町村の役場で死亡届を提出することで発行してもらえます。
葬儀社と確認しながら手続きを進めると、漏れがないため安心です。

納めの式

炉の前に棺が安置されると、納めの式となります。
宗教者が読経をし、その間に焼香を行います。


焼香は、喪主、遺族、親族、そのほかの参列者の順です。
(神式では玉串を捧げ、キリスト教では献花を行います。)


焼香が終わると、炉の前で棺に向かい最期のお別れをします。
炉内に棺が運び込まれるのを見届け、火葬がはじまります。

火葬

火葬にかかる時間は個人差がありますが、およそ1時間から1時間半程度です。


火葬が行われている間、同行者は控室で待機します。
(控室がない場合は、ロビーにて待機します。)


待機中は、喪主がお茶やお菓子、軽食などで振る舞い、故人との思い出を語りながら過ごすことが多いです。


火葬が終わるとアナウンスがあり、係員の指示に従い骨上げへと向かいます。

骨上げ

火葬後、遺骨を骨壷へ納める骨上げを行います。


一般的に、竹の箸を使って2人1組で遺骨を拾い上げ、骨壷へと入れていきます。
骨上げは、喪主からはじまり、故人と血縁の近い順に行います。


また、箸を使って遺骨を拾う行為には「この世からあの世への橋(箸)渡し」の意味が込められています。
願いを込めながら箸を渡していきましょう。


遺骨は足元から上半身の順に拾っていきます。
最後に、故人の喉仏(のどぼとけ)を納めて骨上げは終了です。

埋葬許可証の受取

骨上げ終了後は、埋葬許可証を受け取ります。
埋葬許可証は、火葬許可証に火葬済証明印が押印されたものを指します。


埋葬許可証はお墓へ納める際に必要になりますので、納骨の日まで大切に保管しましょう。
失くさないように、骨壷の箱のなかに入れて保管するケースが多いです。


埋葬許可証の受取後は、自宅や葬儀場へ戻ります。
最近では、そのまま初七日法要を行うケースも増えています。

火葬の注意点

ここでは、火葬における注意点を4つ紹介します。


・火葬のタイミング
・火葬の同行者
・火葬の副葬品
・火葬場のマナー


それぞれ以下で解説します。

火葬のタイミング

火葬のタイミングは、亡くなってから24時間以降です。


かつては、死亡が確認されてから息を吹き返すことがあったため「24時間以内の火葬は禁止」と法律で定められるようになりました。


ただし、妊娠7か月未満の死産や、新型コロナウイルスなど感染症による死亡の場合には、24時間以内の火葬が許可されています。


通夜や告別式を行う一般的な葬儀においては、火葬まで時間が空くため問題ありません。


一方、通夜を行わない一日葬や、火葬のみを行う火葬式(直葬)においては、火葬までに安置時間を確保するといった注意が必要です。

火葬の同行者

火葬場へ同行するのは、葬儀・告別式の参列者全員ではありません。
一般的には、喪主や遺族、親族、故人と親しかった知人や友人が同行します。


そのため、ほかの参列者は出棺を見送り、葬儀場で解散となります。
ただし、ほかの参列者であっても火葬場への同行は可能です。


どうしても火葬に同行したい場合は、喪主やご遺族に相談し許可をもらいましょう。

火葬の副葬品

副葬品とは、納棺時に故人とともに棺に納める品物のことです。
故人が生前に大切にしていた品物や生花を入れます。


火葬が一般的な現代において、副葬品は「燃えるもの」が前提です。
金属やプラスチックなど、燃え残ったり遺骨に付着してしまったりするものは入れられません。


また、ペースメーカーなどの医療器具は燃焼時に爆発するおそれがあるため、事前に葬儀社や火葬場の係員へ伝えておきましょう。


副葬品にできるかできないか判断に迷う場合は、葬儀社に確認することをおすすめします。


【副葬品にできるもの一例】
花、食べ物・飲み物、手紙、服、本など


【副葬品にできないもの一例】
メガネ、腕時計、指輪、ゴルフクラブ、釣竿、革製品、ビニール、プラスチック、写真、お金など


副葬品については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。


参照:副葬品とは 棺に入れられるものと火葬場で禁止されるもの

火葬場のマナー

火葬場では、カメラやスマートフォンを使った写真撮影が禁止されています。
故人との思い出を残しておきたい気持ちはわかりますが、火葬場では控えてください。


また火葬場には、ほかの利用者も多くいます。
大きな声で話すことも避けましょう。


控室では、ほかの遺族に配慮し、静かに待機することが大切です。

まとめ:川崎市・宮前区の葬儀・火葬の相談はとむらびへ

本記事では、葬儀における火葬について、以下の点を解説しました。


・火葬について
・火葬と葬儀の順番
・火葬の流れ
・火葬の注意点


火葬は、葬儀の最後に行われる締めくくりの儀式です。


今回紹介した流れや注意点をおさえ、故人との最期のお別れを大切にお過ごしください。


川崎市や宮前区の葬儀についてお困りの際は、とむらびにご相談ください。
逝去後のご遺体搬送から火葬まで、まとめてお引き受けいたします。


副葬品についても、火葬に支障が出ないか一点ずつ丁寧に確認させていただきます。


宮前区にある神奈川サロンでは、葬儀の事前相談を受け付けております。
24時間365日、いつでもご連絡可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。



筆者の経歴


花で彩るお葬式「とむらび」代表取締役 平井旭彦


花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が大手花屋時代に感じた『葬儀を低価格で、ご遺族に寄り添ったお葬式を提供したい。花祭壇を低価格で、故人を沢山のお花で彩るサービスをしたい。』との思いから、2016年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。
併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。
それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。

葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
運営会社:株式会社ヒライ 
相談サロン:〒216-0003 神奈川県川崎市宮前区有馬9丁目3-14 弥生ビル 1F
フリーダイヤル:0120-974-806 24時間 受付 365日対応
TEL:044-750-8543 FAX:044-750-8544 【事前相談無料】
最寄駅:東急田園都市線【鷺沼駅から徒歩10分】Google Maps

川崎市・横浜市・東京都のお葬式、葬儀は花で彩るお葬式「とむらび」に相談ください。
家族葬、一日葬、一般葬、火葬式、直葬など様々な葬儀プランをご提案しており、葬儀費用や価格について相談・質問を承っております。

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