自身の葬儀を手配する生前契約 メリットと注意点は?

query_builder 2021/07/31
葬儀前に行う事
生前契約イラスト

近年「おひとりさま」の増加や、「家族に迷惑をかけたくない」といった希望などから、生前に自身の葬儀について契約を結ぶ方が増えています。

葬儀の生前契約を済ませるメリットや注意点について解説していきます。

葬儀の生前契約とは


葬儀の生前契約とは、元気なうちに自身の葬儀について契約を済ませておくこと。葬儀は遺族によって執り行われるのが一般的ですが、近年では自身の葬儀を自分で準備する方が増えています。


葬儀の生前契約が増える背景


終活の浸透により自身の葬儀やお墓について考える方が増え、「家族に迷惑をかけたくない」「自分の希望通りの葬儀にしてほしい」といった希望から、生前に葬儀の準備を済ませる方が増えてきました。


また、少子高齢化や生涯独身率の上昇といった社会の変化から「おひとりさま」が増えたことにより、「葬儀を任せられる親族がいない」といったやむを得ない事情から生前契約を結ぶ方が増加しています。


実際に弔ってくれる親族や友人がいないため、身元のわからない「無縁仏」になってしまう問題は増加しており、元気なうちに自身の死後の準備を済ませておく必要があるのです。


※無縁仏の問題については「無縁仏になるとどうなる? 独身に必要な終活とは」で詳しく解説しています。


葬儀の生前契約の流れ


実際に葬儀の生前契約を結ぶ際の流れを大まかに解説します。


信頼できる葬儀社探し


生前契約は事前相談とは異なり、実際に契約を結びます。そのため、費用や葬儀プランなどを吟味して、信頼できる葬儀社を探し出さなければいけません。

葬儀社の探し方は、以下の記事でも詳しく解説しています。
「葬儀社の選び方 後悔しないための3つのポイント」


葬儀の見積もり・事前相談


候補となる葬儀社を見つけたら、葬儀の見積もりを取りましょう。できれば、複数の葬儀社で基本プランやサービスなどを見比べて、相見積もりをおすすめします。

葬儀の見積もりの重要性やチェックポイントなどは、以下の記事で詳しく解説しています。
「葬儀の見積もりの重要性 内訳と確認すべき注意点を解説」


生前契約を結ぶ


葬儀の内容や見積もりに納得したら、契約を結びます。このとき、あくまでも予約として申し込み金だけを支払う場合と、葬儀費用の支払いまで済ませる場合があります。

跡取りや親族がいない場合、葬儀費用の支払いのために信託契約を結ぶ方法もあります。


葬儀の生前契約を結ぶメリット


身寄りや跡取りがいない方にとっては必要不可欠になる生前予約ですが、それ

以外の方でも生前契約を結ぶメリットはあります。


後悔のない葬儀を行える


葬儀の生前契約は、後悔のない葬儀に繋がります。元気なうちに自身の葬儀について考え、時間をかけて葬儀社を選ぶことで信頼できる業者が見つかります。

また、希望に沿った契約を結ぶことで、金銭的なトラブルなども起きにくくなります。


家族の負担を減らす


事前に葬儀の準備を済ませておけば、残された家族の負担は大きく減らせます。

実際に葬儀の準備をしてみるとわかりますが、葬儀を執り行うまでには様々な確認事項があり、それをご逝去後の混乱のなかで行うのは大変なことです。

また、生前契約では金銭面まで不安を解消できるので、家族の負担はほとんどなくなるといえます。


生前契約時の注意点


葬儀の生前契約を結ぶ際、注意しなければいけない点がいくつかあります。



時間の経過による様々な変化


葬儀の生前契約の注意点として、葬儀が実施されるまでの間に社会情勢や法改正など、様々な事柄が変化する可能性が挙げられます。

とくに2020年以降は、目に見えてその傾向が顕著です。新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ紛争など、社会そのものを変動させるような出来事が続いています。「コロナのせいで希望通りの葬儀ができない」「ウクライナ紛争のせいで物価が高騰した」など、直接的な影響も出ています。

最大の問題となるのが、契約を結んでいた葬儀社の倒産です。こうした問題によって不利益が生じないよう、契約は細部まで詰めて結ぶ必要があります。


親族とのすれ違い


「自分の葬儀だから」と親族への相談もなしに決めてしまうと、後々のすれ違いに繋がる恐れがあります。

とくに多いのが、本人が火葬式(直葬)で生前契約してしまい、遺族から「もっとゆっくりと見送りの時間を過ごしたかった」と後悔が生まれてしまう事例です。

葬儀は故人だけのものでなく、遺族のために行われる側面もあります。生前契約を結ぶ際は、喪主を務める予定の方も同席されるのが望ましいといえるでしょう。


没後に別の葬儀社に依頼されてしまう


生前契約を結んでいることを家族や友人などに伝えておかないと、別の葬儀社に依頼されてしまう恐れがあります。

しっかりと契約を結んでいることを伝えておき、エンディングノートや遺言書などにも残しておくと安心です。


まとめ


生前契約は親族(身寄り)がいるかどうかで、結ぶ意味から大きく異なり、その方法も変わってきます。

身寄りのいない方は、より切実に自身の最期について決めておく必要があり、葬儀費用も信託の利用などを検討することになります。

喪主を任せられる方がいる場合は予約の意味合いが強くなり、必要な段取りを整えておき、残される家族の負担を減らすのが目的となるでしょう。

生前から葬儀を準備するにあたり、不安やお困り事があれば、お気軽に「とむらび」までご相談ください。





筆者の経歴



花で彩るお葬式「とむらび」は、代表取締役の平井旭彦が大手花屋時代に感じた『葬儀を低価格で、ご遺族に寄り添ったお葬式を提供したい。花祭壇を低価格で、故人を沢山のお花で彩るサービスをしたい。』との思いから、2014年11月1日に川崎市宮前区有馬で創業した葬儀社です。川崎市をはじめ、横浜市の葬儀経験も豊富な葬儀社です。

弊社では、ご遺族様のご要望に柔軟に応えられるように、選べる葬儀プランをご用意しております。
併せて、川崎市民の公営斎場、「かわさき北部斎苑」「かわさき南部斎苑」と横浜市民の公営斎場「横浜市北部斎場」を利用することで、葬儀費用が安く抑えられます。
それぞれの、ご家族の事情に合った最適な葬儀プランをご提案させて頂きます。葬儀料金・費用面についても是非ご相談下さい。

弊社は、元花屋ということもあり、『低価格な葬儀でも、沢山のお花でお見送りできる』と皆様から非常に高い評価を頂いております。おかげ様で、「リピーター」に「ご紹介」の依頼を多く頂いております。
これからも、『低価格でも高品質な葬儀サービスに、ご遺族の気持ちに寄り添ったお葬式』を目標に、従業員一同努めて参ります。

葬儀社:花で彩るお葬式「とむらび」
運営会社:株式会社ヒライ 
相談サロン:〒216-0003 神奈川県 川崎市宮前区有馬9-3-14 弥生ビル1F
フリーダイヤル:0120-974-806 24時間 受付 365日対応
TEL:044-750-8543 FAX:044-750-8544 【事前相談無料】
最寄駅:東急田園都市線【鷺沼駅から徒歩10分】Google Maps

川崎市・横浜市・東京都のお葬式、葬儀は花で彩るお葬式「とむらび」に相談ください。
家族葬、一日葬、一般葬、火葬式、直葬など様々な葬儀プランをご提案しており、葬儀費用や価格について相談・質問を承っております。


NEW

  • 火葬式・直葬とは?流れやメリット・デメリット、家族葬との違い解説

    query_builder 2023/12/09
  • 生花祭壇の特徴や注意点 弊社のデザイン例もご紹介します

    query_builder 2023/11/29
  • 臨終とは 済ませておくべき準備と葬儀までの流れを解説

    query_builder 2023/11/29
  • 初七日法要の意味 儀式の流れと繰り上げ法要への変化

    query_builder 2023/11/29
  • 葬儀における火葬とは?流れや順番、注意点を解説

    query_builder 2023/11/25

CATEGORY

ARCHIVE